君は「伊達の一本締め」を知っているか? | 「ガイドが教える 仙台城を10倍楽しむ方法!」

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仙台城のボランティアガイドが、仙台城の魅力や伊達政宗のトリビアな話を出し惜しみせず、ボリューム満載で語り尽くしまーす。(^_^)

仙台観光をお考えの方は、旅支度の前に予習としてご一読を頂ければ、仙台城が10倍楽しめるかも。

仙台城ガイドボランティア会のブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。m(_ _)m

 

最近のコロナウィルス感染者は減少傾向にはありますが、外食とくにお酒を伴った飲食に関しては、まだまだ注意が必要な状況です。

 

あぁ~、みんなでマスクもせず、顔を付け合わせて、語らいながらお酒を酌み交わしたのは、はていつのことだったんだろうか?

 

そんな一時が早く戻るといいですねぇ。(>_<)

 

さて、飲み会の締めの定番のルーティーンと言えば、たいてい「一本締め」か「三本締め」。

そして、「はい、じゃあ二次会行ってみよう~!」という流れになるんでしょうかね?

 

実は仙台には、仙台だけのオリジナルな由緒正しき「締め方」があるんです。

 

それが、知る人ぞ知る「伊達の一本締め」。

 

その発祥はもちろん、我らが伊達政宗様なのであります。

 

東北の覇者となった伊達政宗様の「三国一の武将」たらんとする夢の実現の祈願を込めて、家臣たちが会席においてこの手締めが行われるようになったのだそうです。

 

「三国一」の三国というのは、日本、唐土(中国)、天竺(インド)を指しています。
政宗公の長女・五郎八姫が徳川忠輝との婚儀の席においても「三国一の花嫁」と言われ、

この手締めで祝福されたという話が残っています。

 

また、慶長18年(1613年)の支倉常長をはじめとする慶長遣欧使節のローマへの出帆のときにも晴れの門出を、この手締めで歓送されたと伝えられております。

 

その後、江戸幕府に憚(はばか)って公には行われなくなったのですが、秘められた伝承として現在に受け継がれているのです。

 

「三国一」を3と1の調子で手拍子を打つ手締めで、やり方はこんな感じ

 

「伊達の一本締め」の流れ


かけ声 「よーおっ」
拍 手  パ、パ、パン (3拍子)
かけ声 「よーおっ」(手を広げて、一呼吸置く)
拍 手  パン!   (1拍子)

 

意外と簡単ですよね。Youtubeで「伊達の一本締め」で検索すると、伊達の一本締めの動画がたくさん出てきますので、早速検索してみましょう。

https://www.youtube.com/watch?v=bXiZh7grcQw

 

たかが、一本締めされど一本締め。

 

これを何の気なしにただ、ワンパターンな定番を「パンパン」とやるのと、

 

皆の衆、「伊達の一本締め」をご存知か~!

 

この一本締めにはこれこれ、こういうヒストリアがあるんですぞ~。

 

それでは、お手を拝借、、、。


なぁんて感じで披露して頂ければ、きっと、あなたの宴会部長としての株は急上昇!

 

このブログが少しでもあなたのお役に立てたのなら、祝着至極にござりまする。 

 

では、今日のブログは「伊達の一本締め」で締めるとしますかね。

 

みなさんお手を拝借、「よぉぉ~パ・パ・パン よぉ~パン」 御拝読ありがとうございました。m(__)m