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♪広瀬川流れる岸辺 思い出は帰らず 早瀬踊る光に 揺れていた君の瞳 ♪
仙台城の風光明媚な情景を歌詞に綴った歌として全国的に有名な「青葉城恋歌」。
今では新幹線が仙台駅から出発するときの発車メロディーにも使われています。
この曲は1978年(昭和53年)さとう宗幸さんのメジャーデビュー曲として5月5日に発表されました。
その38日後の6月12日に「宮城県沖地震」が発生。大災害に見舞われ、悲嘆にくれた宮城県民の応援ソングとしてこの曲は大ヒットを飛ばし、110万枚を売り上げ、彼は日本レコード大賞の最優秀新人賞を獲得し、紅白歌合戦にも出場。(彼はのちに、大河ドラマ「独眼竜政宗」で支倉常長役を演じる)
今から実に43年前ですから、平成生まれの方だと分からないかもしれませんね。
ガイドをしていて、「仙台城」よりも「青葉城」の方がピンとくるというご年配の方の多いこと、多いこと。あらためて、「青葉城恋歌」の存在の偉大さを感じました。
そんなレジェンド曲であり、仙台城を唄ったありがたーい「青葉城恋歌」なんですが、意外や意外。
なんと、歌詞には
「青葉城」も「仙台城」も出て来ない!(>_<)
では、早速1番の歌詞を見てみましょう
広瀬川流れる岸辺想い出は帰らず
早瀬踊る光に揺れていた君の瞳
時はめぐりまた夏が来て
あの日と同じ流れの岸
瀬音ゆかしき杜の都あの人はもういない
うんうん、確かに入っていませんね。
じゃあ、気を取り直して2番の歌詞
七夕の飾りは揺れて 想い出はかえらず
夜空輝く星に願いをこめた君の囁き
時はめぐりまた夏が来て
あの日と同じ七夕祭り
葉ずれさやけき杜の都あの人はもういない
あれ?やっぱり入っていない
では、3番は?
青葉通り薫る葉緑想い出は帰らず
樹かげこぼれる灯にぬれていた君の頬
時はめぐりまた夏が来て
あの日と同じ通りの角
吹く風やさしき杜の都あの人はもういない
惜しい!「青葉」までは出てきたけど、「城」が無かった。
そして、一番のサビで締めくくる
時はめぐりまた夏が来て
あの日と同じ流れの岸
瀬音ゆかしき杜の都あの人はもういない
ちなみに、藤井フミヤの「TRUE LOVE」や長渕剛の「巡恋歌」なども題名が歌詞に入っていない。
ある意味、歌詞には出て来ないけど青葉城=仙台城の知名度を全国区に押し上げてくれた宗さんに
あっぱれ!ですかね。!(^^)!