仙台城ガイドボランティア会のブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。m(_ _)m
観光客目線ではなかなか足を運ばない場所、見過ごされがちなレアなスポットをこのブログをご覧頂いた皆さんにだけ、お伝えするという「仙台城のあんなとこ・こんなとこ」
伊達政宗の御霊があるのは瑞鳳殿。そして、政宗様が御祭神として祀られているのが青葉神社。
観光客の方が仙台城を訪れて、騎馬像の凜々しいお姿は拝めても、政宗様に手を合わせるシチューションには辿り着けないの?
いえいえ、そんなことはありません。
実は仙台城にも、ちゃーんと御際神の「伊達政宗公」詣でが出来るスポットがあるんです。
さてさて、それはどこかと言いますと、、、。
仙台城本丸にある「護国神社」を正面に見まして、向かって左側へと歩を進めます、すると
小振りな鳥居と何やら神社らしきものが、ここ別宮「浦安宮」と言います。
第59回の式年遷宮の大仕事が終わった時に、その功労に感謝して、昭和42年の10月に建立されたものなんですが、よくよく見ると、御祭神のところ左宮(向かって右)は天照大御神(あまてらすおおみかみ)を始めとする神様オールスターズなのですが、右宮(向かって左)は、なんと伊達政宗様と白水稲荷大神なのです。
説明書きにもあるように、この青葉山は青葉ヶ崎と呼ばれていたんですが、以前から白水稲荷大社が
屋敷神として祀られていたので、政宗様と共に御祭神として祀られたということのようです。
ですので、この写真の左側が伊達政宗様と白水稲荷大社様で、右側が天照大御神オールスターズ
ということになります。
しかも、ここはこれだけじゃあない!
なんと、この二つの社の奥には政宗様が計画していたという天主閣を建てる予定だった天守台の石垣が残されているとのこと。ちょうど掃除をされていた、関係者の方に直接お話を聞くことが出来ました。
この森の向こうには政宗様が夢に見た「天主閣」の礎が残っている。そう想像するだけでも感慨深いものがあります。ちなみに、今は管理上一般人は立ち入り禁止となっているとのことです。
仙台城に来たのに、この隠れスポットに立ち寄らないなんて、超もったいない。
是非とも、右宮にも左宮にも祈りを捧げて頂きたい。
きっと、あなたに六つの神様の御利益があるはずですから。
※昨今の歴史研究の進展は目覚ましいものがあり、過去の書物に記された史実や出来事などとは別の説が発表されたり、歴史認識が改められたりしている事も多く見受けられます。このブログで書かれたことは、諸説ある中でも多く語られることの多い部分を抽出して書かれたものであり、歴史認識や見解の確からしさを断定するものではありませんことをご理解頂きますようお願い申し上げます。