【事例】落雷対策/建物の電気火災対策|スイッチ操作と雷サージの共通点 | 某社員?

某社員?

私的な考え

スイッチ操作時の誤作動と雷サージは同根の現象。
落雷対策/建物の電気火災対策の視点で、
現場あるあるを事例解説します。

「自宅で雷が起きてるかもしれませんよ」と言われたら、
思わず笑ってしまいますよね。
でも、それ、実はあながち冗談ではないんです。


私たちが毎日、何気なく操作しているスイッチや機器の電源、
ブレーカーのオン・オフ

実はそれらの行動が、
自然界の雷に匹敵する過電流を生み出しているかもしれない
って知っていましたか?

その正体は「スイッチングサージ」


たとえば、ブレーカーのオン・オフや機器の電源を入れる瞬間。
回路の中では、瞬間的に非常に大きな電流が発生することがあります。
この現象は「スイッチングサージ」と呼ばれ、
計測によると、
最大で2,000アンペア(2kA (8/20µs))に達する場合もあるのです。


2,000アンペア
それはまさに“雷のような電流”。

しかもこのサージは、
・100Vでも200Vでも、
・単相でも三相でも、
・一般家庭でも工場でも、
機器の種類や構成にかかわらず発生し得るという、
まさに“見えない脅威”。


あの小さなスイッチ操作の裏で、
そんなパワフルな現象が起きていると思うと…
ちょっとワクワクしてきませんか?


実は“自然の雷”も2kAが基準?

さらに面白いのは、ここからです。
日本には毎年およそ100万回の雷が落ちていますが、
その約9割の落雷電流の最大値が、
2kA程度(8/20µs波形)
と言われています(※1)。
 

つまり私たちが室内で発生させているスイッチングサージと、
空から落ちてくる本物の雷とが、ほぼ同じ電流値なんです!
 

人工的な操作で発生するサージ電流と、
自然界の雷。

この“偶然にしては出来すぎた一致”は、
世界中の電気工学者たちも首をかしげるほどのミステリー。


なぜ同じ2kAなのか?

今のところ正確な理由は不明ですが、
UL1449などの国際規格においても、
2kAが「保護したい基準電流」として広く使われています。

つまり、世界中の技術者が
「とにもかくにも、まずはこの値を抑えよう」と合意している
というわけです。


対策はあるの?

“雷級”の電流を止める
「電気サージ抑制装置(SPD)」

この“2kA級”のサージから、
大切な機器や設備を守るには、本格的雷対策工事の他に
電気サージ抑制装置(SPD)が効果的です。


たとえば、
100Vのパソコンやプリンターと、
三相200Vの大型機械が同じ建物内にあるようなオフィスや工場。

異なる電圧・回路が混在していても対応可能な電気サージ抑制装置(SPD)があれば、
どこに潜んでいるかわからないサージから、しっかり防御できます。
 

しかも、ここが本当にすごいポイント。

この電気サージ抑制装置(SPD)は、
たった1回のサージに耐えるだけではありません。
なんと、2kA(8/20μs)の過電流を2,000回以上も処理できる耐久性を備えているんです!


つまり、落雷級の電流が何度も発生しても、
この1台で長期的にあなたの設備を守り続ける

これはもう、“電気の世界のプロテクター”と呼びたくなるような性能です。
 

未来の常識は「コンセント型サージ対策」

最近では、工具や工事が一切不要で、
ただコンセントに挿すだけで使えるシリーズも登場しています。


交換時期がわかるランプ付き、特許構造、UL・CE認証対応——
“プロ仕様”なのに、誰でも使える親切設計。

「うちは山の中じゃないし、雷なんて関係ない」——
そう思っている場所に限って、スイッチングサージは突然やってくるのです。
 

スイッチやブレーカーの操作が、
雷にも似た過電流を生み出しているかもしれない。

でも、それは【知れば防げる“現象”】です。

そして、いまやその対策はとてもシンプル。
普段使用している電源ラインに加えるだけで、
あなたの大切な設備を“雷級”の電流から守れる
時代です。


もしかしたら近い将来、
「SPDを使用していない建物なんて信じられない」
と言われる時代が来るかもしれません。
 

あなたの“ひと押し”が、未来の安心につながる。
その最初の一歩を、今、踏み出してみませんか?
 

※1 出典例:雷サージ波形に関する国際規格 IEC 61000-4-5、
UL1449、および国内研究機関の雷観測データより

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雷対策に凄いヤツが登場!