どーも。
サウナから水風呂を3回くらい繰り替えしてから寝るとよく眠れますね。
某社員?でございます。
太陽光モジュールですが色々な物があります。
多結晶やら単結晶やら真っ黒なものやら・・・
見た目的に黒いのがカッコイイとか美観から入る方もいるでしょう。
たまにソーラーUPSにブラックパネルを搭載して欲しいとの意見を頂きます。
理由は美観のようです。
その回答をさせていただきます。
まず、太陽光モジュールには売電型(100Vソーラー用)と独立型(汎用12、24V)の2つの種類があります。
ブラックパネルは独立型もありますが一般的には売電用の電圧の高いものです。
(今のところ国内流通している汎用12、24VCISパネルはドイツ、ジーメンス社のもののようです。一部でGE製品もあります。)
上記を読んでから以下をお読み下さい。
勿論、ソーラーUPSに売電型(100Vソーラー用)のパネルは電気的には使えますが、取扱者が有資格者限定、つまり電気工事士以上ということになります。
また低圧電源設備となりますので、制御給電部も箱入り完成品、JISによる所定の試験を実施し、合格したことを証明する試験成績書も必要になってきますので、製品としてひどく専門的なものになり、価格も一気に2倍、3倍、消費者にとって全くよくないです。
そりゃあ、電圧を上げれば電流を減らすことができるのは、中学2年の理科で皆が学ぶこと、有利なのはわかりきっていますが、世界的に感電防止の観点から、誰でも自由に扱ってよい電圧上限を30Vとしているわけで、それで24V、つまりバッテリ充電電圧が30Vを越えないぎりぎりのところをソーラーUPS標準としているわけです。
ちなみに、システム電圧が30Vを越えると売電・買電関係なく「発電設備」となり、許認可の対象になります。
このことをしっかり説明しないで販売、購入、誤った使用をすると法律違反、また、火災の原因になり、大変危険です。
私もソーラーUPS にブラックパネル(CISモジュール)も考えたのですが、
考えれば考えるほど物理的にどうすることもできない問題に直面するので、
一端中止し、違う研究をすることにしました。