「みなさん、今年の雷——
いつもより強く感じませんでしたか?」
停電はUPSで乗り越えられる時代。
でも、**リチウムイオン電池(UPS/蓄電池/充電器)**にとっては、
一瞬の過電圧=サージが“見えない負担”になり得ます。
BMSはセルを守る最後の砦ですが、**入口から入ってくる衝撃(過電圧)**を減らす設計は、
別のレイヤーで用意すべきです。
⚡ リチウムが苦手とするのは「長時間」ではなく一瞬のストレス
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充電器・PFC・整流段・DC/DCへの瞬間ストレスは、誤動作や余計な発熱の遠因に
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BMSは監視と遮断が役割。衝撃を小さくするのは“入口”の仕事
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データや設定、連続運用の質は、電源の静けさに依存します
結論:停電対策(UPS)に前段の“静音化”を足すと、
リチウム機器全体の寿命と安定を底上げできます。
その前段が「電気サージ抑制装置(相間中和方式SPD)」
導入しているのは、世界基準の雷防御技術をベースにした相間中和方式。
リチウム機器の前段に置くと、こう効きます。
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⚙️ 約280Vで瞬時に動作 → 300V以下に制御(代表値)
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⚡ 入口でサージを成立させない(L–N相内で中和)
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🛠️ 追加アース工事不要(接地品質に依存しない方式)
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🧩 ELB(漏電遮断器)更新と組み合わせ、雷+漏電の二重リスクを同時にコントロール
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🔌 100V/200Vを系統別に最適化。サーバー、充電器、医療・研究機器にも展開可
サーバー・充電器・医療・研究・映像・音響——
“止められない現場”を静かに守るための一次防御です。
「消防設備×電源インフラ」の実績を、リチウム機器へ
消防設備は「止めてはいけない」——
だからこそ、私たちは“入口で圧を作らせない設計”を磨いてきました。
その思想を、リチウムUPS/蓄電池/急速充電器にも応用。
分電盤で一次防御・機器直前で最終防御。
面で守る構成により、通信・PC・サーバーまですべて静かに保護します。
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分電盤に相間中和SPD+ELB更新(中間層)
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機器直前に相間中和SPD(最終層)
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面で守る構成にすると、通信・PC・サーバーまで一括で静かに保護
結果:運用は“静か”に、機器は“長く”。
“壊れたら直す”ではなく、**“壊れない設計”**へ。
規格・試験(採用モデルの代表値)
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8/20µs:2kA × 2,000回以上処理
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10/350µs:10kA × 1回処理
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UL1449 Ed.4/CE 認証/JIS C 5381-11 準拠
※実機選定は機器・系統に合わせてご提示します。
こんな方におすすめ
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蓄電池/UPS/充電器を長く・静かに運用したい
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医療・研究・映像・音響など、止められない現場をお持ちの方
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別荘・邸宅・高機能オフィスで、システム全体の体験価値を落としたくない
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稟議・監査で第三者認証の根拠が必要
⚡ 雷を通さない設計。
世界基準で裏付けられた、強力で静寂な一次防御。
リチウム時代の電源は、**守るのではなく“起こさせない”**へ。
あなたの設備を、壊さないインフラに。
付記:用語メモ(短く)
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SPD:瞬間過電圧(サージ)を機器側へ成立させない一次防御装置
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相間中和:L–N相間で中和・制御。接地品質に依存しないのが利点
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ELB:漏電遮断器。SPDと組み合わせて雷×漏電をまとめてケア












