2024.06_SCCRの概念。復電(通電)火災の原因と対策製品完成のご案内。 | 某社員?

某社員?

私的な考え

大地震等の復電による電気火災である復電火災(通電火災)、
原因は様々ですが、SCCRの問題があります。

 

日本国内の電柱の柱上変圧器の底に書いてある数字があります。

この柱上変圧器の「最大供給電力値」です。

 

電柱の引き込みヒューズより先の電線が短絡しても大丈夫ですが、

そうされていない場合もあります。

その場合、

各家庭のブレーカのSCCRを変圧器の最大電流値を超えるものとしなければなりません。

 

そうされていない場合、

地震で潰れた家電製品などがある、

配電線そのものが潰れている

などのさまざまな理由で、復電したら出火してしまいます。

 

復電火災が都会地で多く発生するのは変圧器が大きく、

その最大供給電力値が大きいためでもあります。

電力会社(送電会社)の皆様は、各ブレーカのSCCRに気を使っており、

変圧器のアップには、ものすごく気を使われております。


また、復電火災には2種類あることを
余り知られていません。

1.アーク放電によって引き起こされる復電火災

ブレーカは開いていた(OFF)が、復電による異常電圧の発生により、ブレーカが開放している間をアーク放電が飛んでしまったことによるアーク溶接(電気溶接)で電気(主電流)が流れ続けて火災が発生します。

2.単純に変圧器が大きくて、異常電流によるもの。

(ブレーカが閉じない(OFFにならない))

電線がショートしたとき、その電線には1000Aくらいの電流が流れ、ヒューズはその大電流をしゃ断しなければなりません。

ところがヒューズには、しゃ断できる最大電流というものがあり、例えばヒューズが500A程度であったとしたら、このヒューズは電線がショートしたときに短絡して動作しなくなり、1000Aの大電流をしゃ断できません。

結果、ショートした電線には1000Aの電流が流れ続け、導線が赤熱して出火します。

これはノーヒューズブレーカなどでも同じです。

 

この考えには過電流しゃ断器のSCCR(Short Circuit Current Rating=短絡電流定格)の概念が無ければ理解できないと思われますが、世の中では積極的なSCCR提案されたり、認知は余りされていないと思います。

 

雷は高電圧ということは皆さんご承知のことであると思います。

この高電圧が電気機器にかかったらどうなるか。


例えばその接点を開放しているスイッチの間ですらも放電し、
それをきっかけにして低い電源の電圧による続流が発生し、
これが過電流となって一瞬にして電気機器を壊してしまいます

 

いわゆる直撃雷の場合は、その電流も大きいことから、
その電流で壊れますが、そうでない場合の雷被害のほとんどは

この現象によります。


EMPも全く同じであり、

EMP核兵器は、「人工雷発生爆弾」として作られています。


放電電流を「続流」とも言いますが、
とにかく復電火災の問題の解決の一つとして、
工事不要の復電火災抑制器を製造者と作ります。

 

というか、出来ました!

名前は

UL耐雷サージ・EMPサージ電圧抑制器
PD-003


今後お披露目するサイトも作っております。

https://denkikasai.sdb-kaminari.com/

(今後、作り込んでいきます。)

 

尚、2024.06現在のサイトには

INAZUMAクエイクSPDシールドと書いておりますが、

形や名称をリニューアルして表示しますので、ご了承下さい。

 

世界基準+自己消火機能を持った日本製の部品で組んでおります。

コンセントにさすだけの工事不要でランプの点灯・消灯の容易な目視確認。

雷対策と復電(通電)火災における過電圧を抑制する画期的な機器です!
 

UL耐雷サージ・EMP抑制器(名無し)

コーナーインタイプ・屋内

単相2線用(100V)商用コンセント回路

過電圧抑制器

用途:サージシールド(戸建て・低圧用)、サージ防護装置(低圧・戸建て用)

地震時の家庭用電気火災防止、雷サージ・EMP対策、過電圧・復電火災防止

有効範囲:直撃雷・誘導雷サージ、EMP、EMC/EMI(機器ノイズ)、過電圧、復電火災

接地工事:不要
 

単相用と三相用(200V)の2種類完成しております。

 

今週、三重県で初お披露目されます!

 

間に合えば、東京ビッグサイトで10月に開催される

危機管理産業展(RISCON2024)

で、実機展示いたします。

(※防災食も同時展示する可能性があります)
 

この製品に興味のある方は、
当社(信越電気防災株式会社)へメール連絡して下さい。