甲佐で練習試合を終えて再合流。
数年前・・・
12月末に少しの雪が降った。
その日は朝から飛行機でTDLへの旅行だった。
早めに余裕を持って家を出た。
ゆっくり進みながら白川の橋に入ったところで恐怖を味わった。
多くの車がスリップしてあがれない。
上から来る車もタイヤ滑らせドリフトしてる。
数年前まで阿蘇にすみ四駆でバリバリ雪道走らせスノボーに行ってたのに・・・
なんとかたどり着いたが、車も変わり年もとったら恐怖心が半端なかった。
その他にも雪道で事故があり回り道を余儀なくされた事もあった。
それで今回の大雪の話。
場所は大津・・・嫌な記憶が頭をよぎる。
今回が今までと違うのは阿蘇とかだけじゃなく熊本全体に大雪が降り30センチぐらいつもるとニュースでも言ってた。
自分達が余裕持って出ても高速以外の道路も事故なんかで通行止めになる可能性も十分ある。
さらには大会規定もシビアで会場が使えなければ抽選、会場使える場合は来てないチームが不戦敗となるとのことだった。
昼過ぎからずっと悩み夕方、秋築コーチに電話し鹿本の保護者にも急遽集まっていただき話をした。
万が一に備え近くても前泊したいとの話をした。
今の6年は4年の頃、数名の選手が移籍した。
皆辞めてもおかしくない状況で今のメンバーは残ってくれた。
それから怒鳴られながらもよくついてきてくれた。
努力もし恥ずかしくない選手になってきた。
だからこそ不戦敗とか後悔だけはさせたくないと思った。
何はともあれ最後の公式戦、できる限りの準備をして挑もう。
昨日は久々の阿蘇トレーニング。
会場申請もあったので時間休いただいて15時頃には阿蘇へ。
用事も順調にすみ時間あったんで阿蘇中の練習見ようかとグラウンドへ。
アウト・・・
やってなかった。
途中小腹をうめて練習へ。
なんだろうなぁ~、風がなかったからかな、
思ったより寒くなかった。
前の日の鹿本練習の方が寒かった。
早めに行き同級生の小学2年生の子供にマンツーマンで指導。
ドリ、リフティング全て昨日のノルマ達成した。
マンツーマンだと色々気付くし、逆に伝えすぎないよう考えることもできるし、俺、こっちの方があってるかもな。
その後は中学生を指導。
対話を重視し先日の試合見てからの率直な意見を話して練習に落とし込んでいった。
始まりと終わりでは意識が変わったのが見えたんで良かった。
さぁさぁ今日は鹿本で明日は大会前最後の練習試合。
寒い内容にならないようになぁ。
また死んだ目でくるのかな?
小さい形だけの挨拶やるのかな?
俺にだけの礼儀はいらないんだけどな。
グラウンド入る前に勝負決まってるぞ。
もう気付けよ。
強烈だった。
そのぐらいのインパクトだった。
多分、6年も気付いてないだろう、15番の坊主が一気に抜き去っていったのを。
フィジカル、スピード、経験値、競技する上でのトータルでは6年には及ばない。
しかし、サッカープレーヤーとしては、一気に15番の坊主が抜き去ってしまった。
フリーになるためのズラし
デカイ相手に対する重心の低さ
ターンからの展開力
ギャップに入り込む勇気
激しい球際
スルスルっと相手の背後をとり前線に抜けた観察力
全てやりやがった。
驚きだったな。
もちろん物足りなさもある。
シュート力、スピードの無さ。
ボールアプローチの物足りなさ。
しかし、それを感じさせない出来だったな昨日の15番は。
さぁ他の5年よ、どうする?
頭で考え実践した個が初めて出てきたぞ5年の中から。
まだ皆と足並み揃えて頑張るか?
それとも自分も1人抜け出るか?
俺なら後者を選ぶ。
転校し新たな地で1人となり環境が変わった事が吉と出てるな今のところは。
もちろん友達が出来ない訳じゃないだろ、あいつのキャラなら。
しかし、間違いなくサッカーと向き合う時間、考える時間は増えたんだろうな。
じゃなきゃ正月からカルチャーでリフティングはやらないはずだ。笑
一歩進んで二歩下がるかもしれん。
いつもの事だ。笑
だが、やれた自分が確かにいるんだ。
これが自信となりプライドとなるだろう。
間違いなく俺は見た。
これが俺が求めてた事だ。
これからも俺からイジリ続けられるだろう。
これからも相変わらずニコニコ顔でいるだろう。
でもな、これがお前の本当の姿だ。
やればできる個だ。
これからも胸張ってがんばれよ、リョウヘイ。
練習試合終了後の一コマ。
何回も何回も動画再生し腹を抱えて笑ってしまった。
ツバサのすぐに自分の物にする力は、対したもんだ。
しかし、オチは全てレンが持っていく。
さすがレンだ。笑
昔みたいにバカやる子が少なくなったような気がするこの頃。
人前でバカやれるって素晴らしいね。
バカやれる人間は愛されると、俺は思う。
これからも腹抱えて笑わせてくれよ。
高校サッカー終わっちゃったね。
今年の冬の選手権は例年以上に面白かった。
その中でも優勝した東福岡からは他のチームにない力強さが感じられた。
ボールに対する執着心は凄まじかった。
優勝にふさわしいチームだったね。
聖和、野洲、市船、青森山田、久我山、桐光学園、東福岡・・・
いいものを見せて頂いた。
ここに静学が加わればさらに良かったけど・・・
技術があるのは当たり前、それに各チームが拘りを上乗せしてた。
やはり・・・
持ててなんぼ
奪ってなんぼだな。
「球際」と「技術」
これからも追求していこう。
そして真の力強さを身につけられるよう頑張っていこう。
今日から大阪に来てる。
大阪まで来て高校サッカーを見てる。
青森山田対久我山
青森山田のサッカーも好きだが、やぁ~久我山大好きだなぁ。
うまさの上に組織力。
テンポよくボールがまわる。
ボールが止まらない。
理想のサッカーをやる。
更には文武両道の進学校。
すべてが理想形だ。
「考える力」やっぱ大事だな。
決勝は多分見れないが、この試合がベストの試合になるんじゃなかろうか?
やはり高校サッカーは面白い。
ある個からの年賀状にリフティング150回出来たので200回目指しますとあった。
これだけで成長が見れて嬉しかった。
50回のノルマをずっと出来ずに追い込まれようやくやり、次の100回のノルマもようやくこなした。
50回出来た時点でひと休みし次のステップに進むために、またリセットした状態からのスタート。
時間は倍かかる。
しかし今回は違ったね。
ノルマクリアしたらすぐに次のノルマを自分に課せてる。
この積み重ねがいつか必ず報われる。
この頑張りが日々の辛さを乗り越えさせる。
過去の悩んでた自分がちっぽけに見え、今の自分に胸を張る事ができる。
明日から通常練習がスタートする。
やってない奴はすぐわかるだろう。
年末の大会の際に話した事も殆どの個は忘れているだろう。
でもね、もう言わないよ。
所詮そういった選手はそこまでなんだ。
今のチームをさらに上のレベルに押し上げるためには意識の低い個に付き合ってる時間はもうない。
今年はもう待ったなしなんだ。
要求してるものもそんなハードルが高いものじゃない。
ただやるかやらないかなんだよね。
意識高いものだけがグラウンドに立つ。
当たり前の事でしょ?
やってる奴はやり続ける。
やらない奴は落ちていく。
ただそれだけだ。
空いてる時間に色んな計画を立ててる。
サッカーはもちろんだが他の事も。
サッカーはざっと半年先まで今年度の年間計画を当てはめどこで主催大会、遠征等を入れるかなどなど。
そして、あくまで妄想の世界だが・・・
サッカー以外に総合スポーツ的な活動をするならと考えてみた。
子供がサッカーやってる間にお母さん達はヨガ教室にボクササイズ。
妹弟は、ヒップホップダンス教室。
幼少時代からマット運動、跳び箱、トランポリンなんかもやらせたいな。
バドミントンなんかもいいよね。
夏はスキューバーダイビングに冬はスキーツアー。
スポーツ以外にも、陶芸や茶道など日本文化に触れるのもいい。
お父さん達は料理教室かな。笑
あくまでも妄想の話。笑
今から10年以上前、熊本市の総合スポーツができる前に一番に桜木や日吉にサッカー教えに行ってて総合スポーツが作られていくのを見てきて、公民館勤務の時、講師を探してきて講座の企画なんかもやってたりしたよな。
こんなのを行政の力借りずに自分らの力だけでやりたいって願望はある。
できたら楽しいだろうなぁ。
地域の枠を超えたいろんな人達が集まれる場所。
作りたいね。
サッカーの大会も行政とタッグでと思っていたが結局自分らでやってるもんな。
これもできるんじゃ?と思ってみたりする。
行動力だけが取り柄の人間。笑
とりあえず動いてみるかな。
興味ある人、この指とまれですよ。笑
ここまでの試合で興味深かったのは、聖和の攻撃を青森山田がいかに断ち切りそして攻めるか。
桐光学園のエースのプレー。
市立船橋の仕掛け方。
勉強になりました。
あるJのジュニアユースの指導者が「デカくて速い選手が欲しい。」と言った事があった。
あるトレセンのコーチが、「ドリブルの練習なんてさせなくていいんですよ。○○高校もパスばっかりでしょう。」と言った事もあった。
思わず失笑した。
もちろんそれ以来、うちの選手をこの人が指導するトレセンに出したこともないし、この人とサッカーについて言葉を交わした事もないが。笑
このトレセンのコーチの人は、この高校サッカーを見てもパスだけ教えればいいと思うのだろうか?
パスだけ教え込まれた個なんて一人もいない。
ボールを持てなければ何も始まらない。
ボールを奪わなければ何も始まらない。
上手いのは当たり前なんだ。
そこに強さと、さらに拘りぬいたものが加算されてる。
聖和みたいにボール扱えたら楽しいだろうな。
青森山田みたいに人の目でついていけないほどスピーディーな展開をするサッカーも大好きだ。
桐光学園のエースは、デカくて速くてさらにうまかった。
ドリブルだけじゃなくシュートも相手との駆け引きの取り方も。
いろんな教材が落ちてて勉強できる高校サッカー。
もちろんプロの試合も素晴らしいが、うちの選手には是非高校サッカーを本気で見てほしいと思う。





