親父と二人でベルギー対アルゼンチンを見てる。

親父とリアルタイムでW杯見るのは生まれて初。

高校サッカーは何回か見てるが。

隣で時折、あ~だ、こ~だと持論を言ってる。

こんな親父だが我が子のグラウンドでは絶対に口出しをしなかったな。

あ~だ、こ~だグラウンドで第二の監督になってる保護者に対して、うちの親父は「大人がなっとらん」っていうタイプだったから。笑

なんやかんやで、親父と見ながら話したのは、大津の平岡先生の話と熊商の同級生で監督やってる時田君の話だけだった。笑

試合の方は、メッシもイイけどディマリアがやらしいね~って思ってたら負傷退場。

ベルギーは、良い奪い方してるのにもう少しバイタリティエリアまで早くボール進めればいいのにね。

トップにボールおさまらないからちょっときついね~。

前半見てたら睡魔が・・・

明日のためにも寝よう。
明日は南小国で試合のため阿蘇の実家に泊まった。

子供達は22時に寝せ俺も寝ようとしたら親父から

「寝るなら向こうの部屋で寝れよ。W杯見らなんけん。」

さすが3兄弟の親父だ。笑

てことで、20まで過ごした元俺の部屋へ。

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今は誰も使ってなく半分物置だ。

いろんな懐かしい物があった。

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チームを立ち上げて間も無い頃、どこも練習試合の相手をしてもらえず、何回も何回も頭を下げた。

そんな時、いつも優しく対応していただいたのは、女子部会の方々だった。

最初の練習試合は、ルネサンスの女子チームだったのを今でも覚えてる。

そして弱小だったうちの女子チームを快く大会に呼んでいただいたのも、メルサの高木さんと山鹿の井島さんだった。

その時の事は今でも忘れられない。

強豪チームばかりが集まる大会に
「うちが出てもいいんですか?」って聞いてしまった。

その時、高木さんが「全然良かよ。頑張りよるでしょうが。」って言っていただいた。

嬉しくて嬉しくてしょうがなかった。

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結果6チーム中6位

全ての試合が大差での敗戦だったが、初めて頂いた渋うちわで出来た賞状を今でも大事に飾っている。

それから時を重ね、うちも色々なチームと練習試合をして頂けるようになった。

カップ戦で優勝し女子は県で準優勝という成績をおさめる事も出来た。

そして今年男子もやっと県大会でベスト8という成績を残す事ができた。

だからこそ、今日、この6位の賞状を見ることができて良かった。

この時の気持ちを忘れてはいけない。

これからもチャレンジャーだ。

今までお付き合い頂いたチームをこれからも大事にしていきたい。

あの練習試合を組めなかった辛さ、高木さん達からよくして頂いた温かさ。

これを忘れずに今からも全力で頑張っていきたい。






俺らの小さい頃

サッカーボール以外にみんなが持ってた物。

カラバットとゴムボール。

近所の公園や駐車場にベースらしき物を書き、書けない時は石などを置き野球をやってた。

同級生とやったり上は6年から下は幼児まで集まってやったり。

幼児には、三振はなく下からゆっくり投げ打てるまで打たせた。

盗塁は無しで、打って走ってるランナーにボールを当てればアウトだった。

だからそれでボールを必死によける術を覚えた。

フライが上がれば落下地点に入るためにステップを踏んだ。

最初は、かすりもしなかったが、両親にいつも下から投げてもらい必死にバットを振り続けた。

打てないで近所の気の強い兄ちゃん達に文句言われるのが嫌で嫌で。

母が忙しい時は、原付で帰っくる父を道路に出てずっと待ってた。

悔しくて涙流しながら練習して少しずつ当たるようになった。

そして近所の兄ちゃん達から少しずつ認められたような気がする。

遊びだが真剣にやった。

遊びから間合いやステップや落下地点なんかを学んだ。

お陰様で、サッカー、野球、バレー、バスケ、バトミントン、卓球、ほとんどの球技はある程度のレベルでやれるようになった。

遊びで身に付けたものは、何にでも生かされた。

今の子の大半ってサッカーは上手だと思う。

走るのも速い。

でもそれだけの子が多い気がする。

ステップ踏めない子なんて多いよね。

サッカーをする上でも他の競技をこなし得るものは多い。

家での遊びより外での遊びを。

DS片手にではなく、カラバットとゴムボールを。

遊びの中にも真剣味を。

それが上達への近道だ。







今回のW杯。

華麗なパスワークはさほど見られない。

しかし、バチバチの球際が見られる。

ジュニア年代にとっての見るべき試合って涼しい顔してパスまわす試合よりこんな試合だと思う。

ブラジル対チリ、コロンビア対ウルグアイ、すごかったな。

何故日本が勝てないか見ててわかるなぁ。

もともと上手い選手がハードワークしたらかなうはずがない。

やはり一番大事なのは、技術だけでない闘志溢れる戦える「個」。

うちが他のチームの指導者の方に評価して頂くときに良く聞く「みんなよく頑張りますね。」って事。

やはり大事な事だと再確認できた。

そこをベースにいろんな物を身につけさせたい。

選手達にはそんな視点からもW杯を見てほしいと思う。

速い局面が多い中でのディフェンス時のボールへのアプローチの仕方。

フリーランニングしてくる選手へのケアの仕方なんかを6年には是非見てほしい。

後は、ポジショニングの修正かな。

今話題のコロンビア、ハメス・ロドリゲス。

シュートの形とかもちろん凄いが、何が凄いってポジショニングの修正がフィールド上の誰よりも速いし良い。

ウルグアイ戦の先制点のシーンなんか縦に入り、首をふり斜めに動き最終的には、ウルグアイ9人の丁度間に入りフリーでトラップからボレーを突き刺した。

2点目もすごかった。左からのセンタリングをニアで受けようとしてファーに放り込んだ瞬間、ステップ踏んでマークを外し流し込んだ。

とにかく穴を探すのが抜群に上手い。

良く顔出すしね。

トロそうに見えるからあんまわかんないけど、相手ボールの際もゆっくり戻りながら相手のサイドバックを牽制するポジショニングとってるしね。

ゴールシーンやテクニック以外にこんな見方すると、またサッカーも楽しくなるかもよ。

W杯後に成長の見られる選手が一人でも現れてくれることを期待しとこう。

昨日の鹿本練習。

ヌル~い入りだったんで、6年には公式戦と同様の気持ちをもって臨むことを再確認した。

5、4年は今日からロックオンした。

6年と同じメニュー。

厳しさも同じ。

下の学年にもやるからには目指してほしいから。

基礎的な事に時間を費やし最後はゲーム。

ただやらせるんじゃなくポジショニングなんかも4年にも出来る限り同じ要求を行った。

全然だめかなと思いさせたが、時間がたつにつれ修正してきた選手が数名いたんで良かった。

アツヒロやリョウヘイは無口だがいいねぇ。

一生懸命がヒシヒシと伝わってくる。

しゃべれるようになるとまだ良くなるぞ。

コタロウも気の利いたプレーが出来てたな。

タツには、今までより一つ上の要求をし始めた。

折れずにやりきれよ。

3年の頃は、み~んな大丈夫か?って感じだったが最近変わってきたのがわかる。

ウジウジしなくなったもんな。

一番大事な事だ。

こいつら、ひょっとしたらひょっとするかもね~

頑張れよ!


残念ながら最後の最後まで日本の試合をフルタイムで観戦する気にはならなかった。

今日も途中途中、我チームの録画を見たり。

欧州リーグ中心で動いている世の中からしてアメリカ大陸で行われるW杯はやはり難しいと再確認。

スペイン、イングランド、イタリアの敗退。

ブラジルを除いても面白いサッカーしてるのは、メキシコ、コロンビア、チリのアメリカ大陸のチームばかり。

そんな中、自分がずっと疑問に思ってた事が再度浮き彫りになりそうな気配。

日本サッカーの目指すべき姿は?

スペイン、スペインって言ってきて今更「個」ってならないよね?

ずっと違和感があった。

最終的に目指す所ならまだしも、ジュニアの時からポゼッション、ポゼッションって。

もっと平たく言えば横パス、横パス、縦パスって。

何も考えずにドリばかりさせるのも笑えないが、世界の強豪って個があってのポゼッションでしょ?

個と組織、なんで両方で高いレベルを求めさせないのかなって思ってた。

そして、先にくるのは個だろうと。

だからうちは、試合の時はそこを狙った試合運びをやる。確かな技術がない逃げが優先となるパスサッカーは追い込めばどこかで綻びがでる。

なんちゃってなお父さんが、ただ意図のないパス回しする我が子のチームを見ながら「バルサみたいなサッカー」って満面の笑みを浮かべてた時は苦笑いしか出なかった。

パスもドリも一つの手段で最終的には、いかにゴールを目指すかが重要な訳で、そこにパスとシュートしか判断材料のないサッカーに明るい未来はないと俺は思ってる。

更に言えば、パスの通り道を確保するためのポジショニングじゃなく、ドリであれ、パスであれそれを最大限に発揮するための準備としてのポジション取りなんかを教える方がよっぽど大事じゃないかとも思うんだけどなぁ。

何はともあれ、この敗戦を受けて日本サッカーの根本的な事を協会が変えることだけは、やめてもらいたい。

変えるならば、日本代表やスペインのサッカーをそのまま小さい頃からみんなでやりましょうみたいな指導者講習会のマニュアルを変えてほしい。

変えるならば、小学低学年からパスオンリーの指導がされている現場に対して警笛をならしてほしい。

誰が見ても、メッシやイニエスタはパスだけの選手ではないのだから。

まぁ、協会がどういう方向性を示そうが、俺の考え方は変わらないが 笑

ブレずにやっていこう。

今年の全日は県大会ベスト8で終了した。

試合終了後、選手、保護者の前で厳しい話をしたが、選手はよく頑張ってくれたと思う。

昨年の初出場一回戦敗退からの躍進。

選手達の努力なしでは成しえなかった事だと思う。

だからこそ再度自分を見つめ直し今以上の努力が必要だと思った。


昨日帰ってずっと寝なしで録画してたものを見てた。


2試合通していろんな課題が見えた。

ビアンカス戦は思った以上にボールも動かせてた。

しかし、全体的に見てボールを受ける際、相手選手を迎え撃つ際の準備、特にメンタル面が全然できてない。

もう少しふんぞり返るぐらいの気持ちで臨めるように俺も練習から自信もたせる練習を行わないといけないと感じた。

次に基礎力の差を痛感した。

一つは、ヘディング、トラップなんかの基礎的なコントロール。

あと一つは、基礎的な動き。

マークの仕方であったり、守備時におけるフリーの際のポジション取であったり。

ボールをずっと目でおってる分、対応が遅れてしまう。

これを修正できれば、前に書いた準備におけるメンタル的な改善にもつながると思う。

最後に体重移動。

トップスピードから1対1に入った時やステップを多用する相手に対し足が伸びきった状態で対応し次の動きが出来なくなってしまってる。

体幹なんかをトレーニングに入れていき、どんな時も軸をブラさず、また、揺さぶられてもすぐにステップ踏み直せる身体を作らないといけないと感じた。


このベスト8という結果が良かったのかどうか俺にもわからない。

頑張ったご褒美を神様が与えてくれてる様な気もするし、まだ頑張れって試練を与えてくれたようにも思える。


どっちにしても、俺も今まで以上に勉強しないといけないのはわかってる。

だが・・・

いろんな事があった。

俺もそれなりの覚悟を決めて臨んだ。

いろんな事を言われてるのもわかってる。

ちゃんと俺に直に言えばいいのにってずっと思ってた。

ちょっと疲れたな。

ザックなんか大したもんだよね。

俺なんかとっくに病んでる。笑

楽しくやるにこしたことはないんだろうが、勝ちと同様に求めるのってきついよね?

俺は全然熱い人間じゃない。

ただ、ひたすらにもがき苦しみ目指してる人間をどうにかしてあげたいと強く思うだけだ。

燃え尽きた訳じゃない。

ただね、そう、ただね・・・なんだよね。笑

まぁ時がいろんな事を解決してくれるだろう。

背伸びせず、ちょっとずつ、休みながら、俺らしくだね。


軽いプレーで失い方が悪いとやられる。

ラインをコンパクトにしハードワークしないとやられる。

パスをただ回すだけのポゼッションなんて意味ない。ゴールに向かわなければ。

普段やっていないことをいきなりやっても出来るはずがない。全ては、積み重ねだ。

俺が常日頃、口を酸っぱくして伝えてきたことだ。

それが、日曜日と今日ブラウン管の向こうで起こってしまった。

遠い遠いブラジルという国で。

日本代表を否定するつもりはない。

恐ろしく、凄まじい重圧を背負い戦ってるはずだ。

しかし、結局はプロも小学生でもレベルは違えどポイントは一緒なんだ。

俺は、全日が終わった後にこんなやるせないような気持ちになる事だけはしたくない。

やはり戦いで最も重要なのは、「魂」、そしていろんな意味での「個性」と再確認できた。

さぁ明日は、攻めて攻めて攻めまくろう。

先日の試合の際のユニフォーム。

どっちにする?って問いに選手達の答えは「青」だった。

作ったばかりの白のユニフォームを選択するかと思いきや。

理由は、俺達のチームカラーだから。

なんか嬉しかった。

そして、全日初日終了後。

ある選手達の会話。

「俺達が勝ち続ければ5年や4年、その下にも選手沢山入ってきてくれるかな?」

「まだまだ勝ち続けなんいかん!」

自分達以上に後輩達の事を考え続けてたんだな。

なんか目頭熱くなった。

怪我をしたシュウトのためにもみんな熱く戦ったな。

やっと胸をはれるようになった。

やっとゲーム中吠えれるようになった。

人は、成長する。

お前達は、折れずに頑張った。

お前達は、どこよりも元気のいい挨拶ができる。

前を向いた時のうちは強い。

胸を張った時のうちは強い。

お前達はやれる。

さぁ胸をはり、自信を持ってパークドームに乗り込もう。

第1試合対エスパシオ

1対0

約一ヶ月前に練習試合をしていただいていた。

相変わらず上手い。

とにかく剥がされない。ショートパスを遮断する事。

攻撃時は相手の土俵でサッカーしないでいいからとにかく早くボールを動かしゴールを目指す事を確認し試合にのぞんだ。

試合開始から思惑が外れた。

スローに剥がし繋いでくると思ってた相手が最初から早く激しくきた。

しかし、早く激しくなら負けるわけにはいかない。

選手に指示しプレスをあげさせた。

前半決定機を何回か迎えるもののキーパーがうますぎる。

いや~な時間の流れ方だった。

そんな中、ATも1分30秒経過ラストのプレーでヒナタが前に出た。

ルーズボールに反応し頭一つ相手より高く飛び前線に弾き、そこにラインギリギリで飛び出したリュウタロウがファインゴール。

この上ない時間の得点。

後半は相手の猛攻を凌ぎ切りなんとか勝った。

気持ちの勝利だった。

2試合目対矢部

1対0

「お前達がここで見苦しい試合したらうちに敗れたエスパシオに対して失礼だ。エスパシオの分まで気持ち込めて戦ってこい。」って伝えた。

2試合目も気合いの入ったナイスゲームだった。

1試合目とは打って変わり開始20秒で先制。

その後もユウト、ヒロム、リュウタロウが決定機を迎えるがゴールならず。

何度かゴール前まで運ばれるものの落ち着いて処理していた。

欲を言えばもう少し得点が欲しかったが公式戦の独特の雰囲気の中でよくやり切ったと思う。

2試合を通して気持ちのこもった良い試合を見せてくれた。

グラウンドに入る時の挨拶。

エンジンをかける際の気合い。

ベンチの選手も叫び続け共に戦った。

ベンチに入らなかった選手もずっと応援歌を歌い続けた。

保護者のあたたかい拍手もベンチまで聞こえてきた。

みんなで掴んだ勝利だった。

早朝より練習試合していただいたアムソウルさんにも感謝しないといけない。

改めて気持ちの大切さを認識させられた1日だった。

今から一週間良い準備をしまた挑もう。

まだベスト16。

まだ何も得ていない。

全力で挑むのみだ。