キョロちゃんが間に入ってしまいました。
中尊寺金色堂展を見終わって時間があったので、と言うか金色堂展が1ホールだけですぐ終わったので、もう一つの展示である本阿弥光悦展に行くことにしました。
パンフレットに載っている目玉商品は、海苔付き生姜せんべい、と心の中で呼んでいるこちら
(ホームページのスクショ)
国宝 舟橋蒔絵硯箱
国立博物館蔵
これが入り口すぐに展示されていて、人だかり。これは開門と同時に走りたくもなるわなぁ。
さて、目玉も見たし…あとは何があるのかなぁ。
これがなかなか楽しい世界でした。彼の作る硯箱は錫で文字や紋様を表現します。それは上記の国宝も同じ。楽焼の茶碗の柔らかい造形は、自分でも作れるんじゃないかと錯覚するくらい素朴。
書のことはよくわからないけれど、それに添えられている絵は面白かった。絵は俵屋宗達。下絵を宗達が描いてその上に言葉を光悦が書く。
宗達といえば
風神雷神図。
この2人の出会いから始まると言ってもいい琳派。まさにJAPAN Renaissance!
展示物で言うと
「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」
この鶴だったと思うのですが、スタンプのように同柄が使われてます。この手法は尾形光琳の燕子花図にも見られます。
燕子花図は全くのスタンプだったように記憶しています。
えてして日本人は西洋の印象派が好きなように、琳派も好きですよね。(コレって私の感想ですが)
私は琳派では怪しげな佐野乾山が気に入ってます。
本阿弥光悦展、なかなかに見ごたえのあるいい展示会でした。
と、振り返ると、今日の画像、3点が国宝、1点が重文でした。日本画もいいもんですね。
(・ω・)ノ