前回の続きです。

 

 

 

今回は、和気清麻呂が開山し、空海が最初に任されたお山、京都の高雄山について。

高雄山は京都の中心部から、市バスで乗り換えなしでアクセスできます。

山の緑が綺麗だったので、紅葉の時期は激混みかと思います。

 

 

こちらの山は三つのお寺から成り立ってます。

まず空海メインの神護寺(空海の時代には高雄山寺と呼ばれていた)、空海の弟子の智泉によって神護寺別院として開かれた西明寺、そして鳥獣人物戯画で有名な高山寺。

3つのお寺は独立して存在しているので、3つを訪れようとすると距離は離れています。

散歩にはちょうど良い距離なので、徒歩で移動しても大丈夫でした。

 

 

 

まず神護寺。

こちらのお寺、結構レアなお宝がたくさんあります。

歴史の教科書にも載ってる源頼朝の肖像画とか、五大虚空蔵菩薩像とか、空海直筆と言われている灌頂歴名とか。

灌頂歴名は最澄に灌頂を授けた時のメモで、最澄の他、泰範、円澄など、壮々たる面々の名が記載されています。

この文字を見る限りでは、「空海は本当に達筆か???」といった見栄えでした(汗)。

やはりメモ書きなのかなと思います。

 

当時空海が住んでいたと言われる大師堂。

 

 

神護寺は高野山の根本伽藍とかと比べると、祈りの寺、修行の場といった風情です。

人が少ない時の訪問をオススメします。

静かでゆっくりできました。

 

例の京都のお寺シリーズに神護寺もあるのです。

空海の直筆の書の写真も掲載されているので、思わず現地で買ってしまいました。

現住職のサイン入り本でした(笑)。

 

 

 

 

今回は聖天様にも2回遭遇しました。

叶わぬ願いはないと言われる聖天様。

聖天様についてはこちら。

 

 

この漫画が大変分かりやすい。表紙も双身の聖天様だし。

 

 

 


その1回目が、智泉が開いた西明寺で発見。

一番写真映えするお寺です。

 

 

聖天様は祀り方が難しいので、祀っているお寺は少ないらしく。

聖天堂としか記載されていませんが、大根が2本からまっている紋なので、おそらく双身歓喜天像と思われます。

 

 

ここで「2倍返しのお守り」なるものを見つけたので、購入してきました。

いいことが2倍返しだといいなぁ。

なにかいいことあったら、お礼参りに行かないとね。

 

高山寺は、鳥獣戯画が公開中だったのですが、あまり興味がなかったので参観せず。

高山寺は割愛します(笑)。

 

 

聖天様遭遇の、もう一回は六波羅蜜寺で。

建仁寺や縁切りで有名な安井金比羅神社の近くにあります。

祀っているのはいるのですが非公開です。

「毎月1日・16日 お聖天さま御縁日」と寺の年中行事にあるので、この日に行けばなにかあるのかも。。。

 

 

こちらのブログが参考になるかも。

雪聴庵さんから。

 

 

 

こちらも重要なお寺みたいで、例のお寺シリーズが。

 

 

これを買うときに、売店のおっちゃんに聖天様のことを聞いたのですが、うまくはぐらかされました(涙)。

 

 

 

空海とは関係なのですが、大徳寺の聚光院で特別展をやっていて素晴らしかったので共有。

まだやってますので、機会がありましたら是非に。

 

 

こちらはその千手院の聚光院の襖を書いた千住博さんの作品紹介。

千住さんは滝の絵で有名だそうで、聚光院の他には高野山の金剛峰寺の襖絵も書いてらっしゃいます。

 


vol.3へ続く。