欧州のサッカー愛好家にとっては

4年に1度開催される

『欧州選手権(EURO)』は

ワールドカップと同じくらい

重要かつ心躍る大会らしいです。

 

イングランド代表は

4強入りを果たし

今日これからの

準決勝(対オランダ)

勝てば決勝進出でございます。

 

今大会こそフットボールは

故郷に帰るか・・・?

 

 

 

今回は(『も』?)

それほど前評判が

高くなかった(ですよね?)

イングランド代表は

準々決勝では

スイスとあたりました。

 

わが夫(英国人)は

「フットボールは最後の3分、

なんだったらアディショナル

タイムに入ってから

観るので十分」などと抜かす

罰当たりなのですが

・・・今大会はそこらへんで

劇的に勝負が決まる試合も多く

(『ほらだから最後の1分を

観るので十分って言ったでしょ』)、

でもまあイングランド対

スイス戦では後半30分に

スイスが先制弾。

 

これはこのまま

終わっちゃうかなと

思っていたら

前回4年前のEURO2020で

PKを外して

その後色々大変だった

ブカヨ・サカが同点弾。

 

イングランド代表に私が感じる

『調子に乗ったら乗り倒す』勢いが

明らかにそこから出て来た・・・!

 

何故もう少し早めに

そのギアを入れないのか

という話はおいといて・・・!

 

なお私はサカ選手が

ここで得点を入れられて

本当によかったと思っています。

 

小学生の作文か。

 

いや、あの、FWというのは

相手ゴール前で走り回るのが

仕事ですけどサカ選手って

その走る姿がなんというか・・・

 

健気で・・・!

 

私の母性本能をぶち抜き

己の心の底に

普段は猫背で丸まっている

『おばあちゃん精神』みたいなのが

すごい勢いで刺激されちゃって

「サカちゃんえらいねえ、

そんな走ってねえ、みんな

応援しているからねえ、

本当に上手に走るねえ」

 

・・・私は大丈夫か?

 

気が付けば私の目頭を

熱くさせる男、ブカヨ・サカ。

 

皆さんお時間あれば

今日の試合で是非その

ひたむきな姿をご確認ください。

 

あ、勿論例のわがイチオシGK

ピックフォード選手も健在です。

 

舞台とか大道芸とか

やっている人が学んでほしい

『体で表現する怒り』の豊富さ。

 

GKって手が大きくて

目立つ色の手袋をつけているから

ぱっと見どこかのテーマパークの

キャラクターみたいじゃないですか。

 

そんな可愛く愉快な見た目の存在が

全身を使って表現する『怒気』。

 

言語の壁を越えて伝わる

凄まじいピリピリイライラ感。

 

目が釘付けになるレベルの

ゴール前のパントマイムです。

 

それでまあ試合は

同点でフルタイム終了、

延長戦を経て

PKにもつれこんだのですが

ここでBBCの解説席もわが夫も

「・・・ああー!うちは!

イングランドはPKはねえー!」

 

まあ確かに

それはそうなんですけど。

 

EURO2020では決勝PKで

イングランドは

敗退しましたからね・・・

 

BBCはそこからひたすら

後ろ向きな発言を続け

・・・イングランドにとって

PKは本当に鬼門、

精神的外傷であるという事実を

再確認する時間となりました。

 

ですが!

 

ですがここからがすごかった!

 

イングランド、なんと

キッカー5人

全員がゴールに成功。

 

それもなんというか・・・

 

5人が5人とも

怖いくらいに冷静で・・・

 

「まったく緊張している

ようには見えない!

だがこの状況で緊張しない

選手など存在しない!」

 

「プレッシャーを

楽しんでいるようにさえ

見えますね・・・」

 

「どうして!どうして

ここまで重要なPKで

目線を移動させることなく

ゴールの隅に

ボールを蹴り込めるのか!」

 

「イングランド代表、

これは世代が変わった!

我々はもうPKを恐れない!」

 

いやもう本当にすごかった。

 

なんというか全員が全員

「普通に考えてPKは

キッカー有利でしょ。

そりゃ緊張はしますけど

条件はGKだって同じでしょ」

みたいな醒めた目をしていて

恐ろしい程の凄味があった。

 

われらが不機嫌GK

ピックフォード君も

見事に相手のシュートを

1本止めてね!

 

あれを止めると止めないでは

流れが絶対違ったと思う!

 

 

 

 

ちなみにイングランドの

最後のキッカー、

アレクサンダーアーノルド選手

(相手GKを凝視したまま

ゴールの隅にシュートを決めた)

(あんなの止められないよ)は

本番前に精神を

統一し過ぎたのか

ゴールを決めた後も

しばらく笑顔なく

その後ろから喜色満面の

ピックフォード選手

(眉間に皺なし)が抱き着き

なんか絵面が

非常に面白かったです。

 

なおイングランドの

最初のキッカーが

コール・パーマー選手と

わかった時、解説席に

「・・・ふふっそりゃそうだ」

みたいな笑いが生じたので

あれは何だったのか

後から調べたところ

パーマー選手って

プロになってから

これまでのキャリアで

PKを外したことがないみたい。

 

2024年のイングランド代表は

「PK戦に強い」チーム

なのかもしれません。

 

EURO2024

イングランド対オランダは

英国時間本日20時、

日本時間11日

午前4時キックオフです。

 

 

私はイングランド代表を

それほど本気で

応援しているわけでは

ないのですが(問題発言)

スコットランド代表は

敗退しちゃったし

スポーツゲームはどっちかに

肩入れして観たほうが

面白いじゃないですか

 

ただ・・・

 

ただイングランドとオランダの

サポーターを比べたら

私はオランダ応援団が

喜ぶ姿を見たい気もするんです

 

皆様ご存知ですか、

オランダ名物

左右跳躍移動応援形態を

 

 

 

 

ゴールが決まるとこれを

スタジアムでもやるらしくて

 

・・・観客席の強度が

少々心配ではあるのですが・・・

 

つまり私の希望としては

1-2でイングランド勝利か

1-1とかの同点でPK戦ですかね

 

いや、イングランドの

フットボールファンが

喜ぶ姿もやっぱり観たいんですよ

 

フットボールがお好きなあなたも

あれは4年に1回W杯の時だけ

応援してます、なアナタも

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