えー・・・

 

そんなわけで・・・

 

サッカー欧州選手権

EURO2020の覇者は

イタリアとなりました・・・

 

 

 

 

55年ぶりの夢の実現を

目前にしたお祭り騒ぎが瞬時に

「・・・イングランドの・・・

通夜・告別式会場は

こちらです・・・」な

雰囲気になってしまう、

フットボールは怖いですね!

 

サッカーに興味が

まったくないにも関わらず

昨夜の私のテレビ観戦に

付き合ってくれた

わが夫(イングランド人)は

試合結果が出て数秒後

「・・・最大多数の最大幸福、

ということを考えたら、

この結果は多くの人々を

幸せにするんですから

悪いことじゃないですよ」

 

いやしかし本当に何というか

よりによって一番悔しい負け方

イングランドはしてしまったというか・・・

 

(対独戦で敗退していたほうが

心の傷はよほど浅かったと思う)

 

先取点!取ったのになあ!

 

イタリアのジョルジーニョのPK!

イングランドのピックフォードは

見事に止めたのになあ!

 

あ、そんなこんなで私は今後

ピックフォードを

応援していくことに決めました。

 

昨日の試合でもピックフォードは

相変わらずイライラ感大爆発で

「給湯室の台布巾と布巾を

ごっちゃにした馬鹿は誰だあっ!

あと冷蔵庫は定期的に中を

拭き掃除しろと!カビが

生えてからじゃ遅いだろうがあ!」

 

おお嫌だ嫌だ、間違いなく

こいつは同じ職場に

一番いて欲しくないタイプの

人間だわ、と斜に構えて

DF陣に指示を飛ばす

ピックフォードを

眺めていた私でしたが、

後半22分のあの失点はさ・・・!

 

あれはピックフォード辛いよなあ・・・!

 

しかしその後ピックフォードは

仲間に対し叱責のそぶりを見ず、

何、この人ってもしかして

『(味方の守備に関しては

責務として色々言うけど)

最終的な失点は

すべてGKの責任』系の

考え方をするプレイヤーなの?

 

ピックフォードはその後も

自軍ゴールを守り切り、

そして最後のPK戦。

 

ゴールに向かうピックフォードは

眉間にいつもの皺は見えるものの

あの普段の全身のイライラ感が

漂白されたように抜けていて

覚悟と自信だけが背中にあり

・・・なんか・・・何、この人って

もしかして文句なし王道の

『カッコイイGK』なんじゃない・・・?

 

 

そしてPK戦を経て私は確信しました、

あの度胸、あの反射神経、

ジョーダン・ピックフォード

正当派の格好よろしいGKです。

 

皆様も今後どうかご注目ください。

 

で、ピックフォードに対する

イタリアのGKのドンナルンマ

 

噂には聞いていたものの

本当に身の丈が大きくて・・・

 

カメラの位置によっては

「あれ?遠近感おかしく

ありません?」みたいな。

 

なお私は自分自身が

比較的長身であるために

あらゆるスポーツにおいて

小柄な選手を応援する傾向があり

故にこのゴール前の巨人は

私の好むアスリート像の真逆の存在。

 

だいたい何度も言うように

私はGKには

『恐ろしさ』を求めたいんです。

 

ドンナルンマはその点さあ・・・

 

でもわかるの、

私も同じ巨人族だから!

 

人間ね、無駄に大きく

生まれついちゃうとね、

存在するだけで周囲に

威圧感を与えちゃうっていうか、

こっちにはその意図はないのに

「なんか怖そう」とか言われちゃうし、

特に子供の頃なんかは

思いもよらぬ拍子に周りの子に

痛い思いをさせちゃったりとか

(肩をフレンドリーに叩かれて

同じようにフレンドリーに叩き返したら

相手が吹っ飛んじゃったり)

本当によくあるし、だからせめて

表情・態度で自分の無害さ

周囲に知らしめたい癖がつくんです。

 

ですからドンナルンマのあの

茫洋とした顔つき、全身から漂う

「ぼくは やさしい きょじんだよ」感、

なんかもう・・・他人事じゃないだけに

私はこいつを応援できない・・・!

 

しかし!

 

1対1のまま延長戦が終わり

さあPK戦だ!となった時に

ドンナルンマのところに

イタリアのコーチだか

トレーナーだかがやって来て、

ドンナルンマの精神統一を

助けようとしてか自分の額を

ドンナルンマの額に

くっつけようとして、でもほら

ドンナルンマって大きいでしょう?

 

だから相手は腕を

目いっぱい伸ばしてやっと

ドンナルンマの首に届く感じで、

で、そのままドンナルンマの

首を下のほうに引き寄せて、

あの心優しきゴールの巨人は

そんな相手の動きに逆らわず

背中を丸めて

自分の額を相手に差し出し

・・・え、何その我が家の

大犬アーシー嬢が

黒猫サイドスワイプ君に

挨拶を求められた時に

見せるような姿勢は・・・!

 

何、この子、

わかりにくい可愛い系・・・?

 

(わかりやすい可愛い系の

代表が例えばスターリング

 

イングランドの最終キッカー、

サカのシュートを止めた後も

ドンナルンマはポーズを取ったり

吠えたりすることもなく

「ぼくは つよくて こまったな」

みたいな顔で

淡々とゴールから離れ

・・・いかん、私は今後

この子のことも

応援してしまいそう!

 

庇護欲を掻き立てられる佇まい・・・

 

いや、これがもしや西郷隆盛が

持っていたという将の器・・・?

 

ドンナルンマは今大会の

MVPも受賞したんですが

・・・あのね、君ね、

最優秀選手なんだから

もっとこう・・・いい気になって

大笑いしたり仲間と

じゃれたりしても許されるのよ?

 

まあでも出来ないよね、

我々大きいもんね、

見た目にうるさい真似

避けるが吉だもんね。

 

そんなわけで来年2022年の

サッカーW杯で私が

注目したいGKはこの2人。

 

あ、デンマークの

シュマイケル(上手さを

感じさせない上手さが絶妙)も

入れると3人だわ、これは

楽しいW杯になりそうだわ!
 

そんなわけで

EURO2020、閉幕。

 

次の世界的大型

スポーツイベントは

東京五輪でございます。

 

安全・安心・無事の開催を祈ります。

 


EURO2020

イングランド戦において

選手はともかく観客席・

パブリックビューイング会場の

皆様がまあ見事にマスクを

つけていないことと言ったら

 

WHOの科学者曰く

「こいつは、ひでえ」状態

 

・・・五輪は!無観客だし!

 

なおイングランド側で

PKを外した選手たちに

ネット上で差別的な

書き込みが起きたという話

 

負け試合で選手を

批判したくなる気持ちは

わからんでもないのですが

(でも昨日の試合内容で

サカ選手を非難したいとは

私には到底思えない)

(あんたサカ選手はまだ

たったの19歳やで、という)

でもそこに人種的な揶揄を

持ち込んじゃうっていうのは

批判する側にセンスと

知能がなさすぎるのでは

 

ただ私も今後このブログで

筆が絶対に滑らない自信はないし

人間やはり常に自分の言葉に

気を付けて生きていきたいものです

 

というわけで今週は皆様の

身近なイングランド人に

少し優しくしてあげてください

 

彼らの美しい夢は

最後の瞬間に

潰(つい)えたのです

 

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