そんなわけで久々に

美容室に出かけた私は

スタイリッシュきのこ頭を

手に入れたわけですが、

散髪(せめて『ヘアカット』と

言いましょうよNorizoさん)が

終わって担当美容師の

ハート様にお礼を言って

支払いに向かおうとしたら

ハート様がわざわざ

後を追って来て

「ねえ、ところで、ねえ!

アタシ、アナタの髪を切るの、

好きだからね!だからね、

アタシに出来ることがあったら

必ず言ってね!変に気を遣って

くれなくていいんだからね!

アタシ、アナタがまたお店に

来てくれて本当に

嬉しいんだから!

また来てよね、

いつでもいいから!」

 

コロナ対応策としての

ロックダウンを錦の御旗に

約1年間髪を切りに

出かけなかった私でしたが

(私は半年ぶりくらいの

感覚でいたのですが

ハート様曰く『1年ぶりよ』)

(ハート様の腕が良すぎるのか

1年伸ばしっぱなしにしても

それなりに髪をまとめることが

出来ていたところが恐ろしい)、

何だろう、このコロナ禍で

私はもしかして色々と

心配されて

しまっていたのかしら・・・

 

美容業界は長いこと

休業を余儀なくされ

経営者であるハート様としては

顧客維持に懸命になって

当然と言えば当然なんですが、

それにしたってお世辞と言うか

ご挨拶には適切な限度

いうものがあるのではないかと。

 

私は次に髪を切る際も

当然ハート様にお願いする

つもりなんですけど、

何かしら、私は浮気性の

お客に見えているのか・・・

 

それとも『せっかく俺様が

美しく整えた髪を

1年も放置しやがって

この野郎』というのを

美容業界お洒落用語で表現すると

ああなるんですかね?

 

京都人が駆使すると噂の

ダブルミーニングみたいな感じで。

 

ともあれ久々の

ツヤツヤきのこ頭で向かった先が

皆様ご存じ例の中華食材店

 

入店前にマスクを着けて

「こんにちはー」

 

・・・と、そのまま店内の

冷凍食品コーナーに

向かおうとすると

入り口横の会計台の向こうで

中国系恋愛ドラマを

見ていたいつもの店主さんが

おう!アンタ!後ろ後ろ!」

 

後ろ後ろ?と振り返ると

そこには積み上げられた

段ボールの上に

無造作に置かれた

手指洗浄ボトルが!

 

ああ、なるほど、と

ボトルのキャップを押して

(しかし普通そこは

『エクスキューズミー』で

『おう!』じゃないですよね)

洗浄液を手に受け止めて

改めて店主さんを眺めると

・・・ああ、その挑戦的な眼差し、

相変わらずで何よりです!

 

この懐かしさを伝えるために

私はマスク越しに微笑みながら

「ナイス・カスタマー・

サービス!」と声をかけると

店主さんは物凄く悔しそうに

「ギー」って呻いたんですけど

あれはどういう意味だったのか。

 

私は素直にお店の

衛生管理姿勢を

褒めただけなのに!

 

 

ちなみにこのお店は本当に

コロナが問題になって以降

格段に店内の清掃が

行き届いているんですよね。

 

以前は割と埃っぽく

薄暗い店内だったのが

今は照明テカテカ床もピカピカ。

 

ともあれ、皆様、

お元気そうで何よりでした。

 

 

街中もカフェやパブは

屋外席にお客が鈴なりで

・・・あの、英国、感染者数

増えていますよね?という・・・

 

ロックダウン緩和は

本日月曜日からで

私が街を歩いた時はまだ

緩和前だったはずなのに・・・

 

というわけで英国政府は

コロナ感染者数が

もりもり増加する中

(1日の感染者数5万人超)

規制緩和に踏み切りました

 

首相と財務相と保健相が

自主隔離中にも

関わらずのこの決断

 

「今やらなきゃいつやるんだ」

という首相の考えは

わからないでもないのですが

・・・月曜午前零時に

営業を再開するナイトクラブの

入り口に行列を作り

フロアになだれ込んで

踊りまくり叫びまくりの

ノーマスク・ノーワクチンの人々は

何故そんなに自分の免疫に

自信があるのか私にはわからない

 

英国では東京五輪関連の

報道も増えております

 

・・・主に不祥事っていうか・・・

 

あんまり日本人として

面映ゆいような内容では

ないっていうか・・・

 

英国選手団は選手村で

感染者に濃厚接触してしまったとして

総勢8名が自主隔離中だそうです

 

とりあえず私は

ロックダウンが緩和されても

手洗い・マスクとは

お付き合いを続けたいです

 

お互い自衛、頑張りましょう!

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