本格的な冬の到来を前に

もういい!もうたくさんだ!

私は長髪を止めるぞジョジョーッ!

という気持ちになった私が

(Norizoさん、『トランスフォーマー』なのか

『ジョジョ』なのかはっきりしてください)

とうとう恐怖

英国美容室の扉を叩いたお話。


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何が恐怖か、という点を

事細かに書いてしまうと

超親英派である当ブログの方向性に

問題が生じてしまう可能性が大である、

と、それくらいこの国で

『いい美容師さん』を

見つけることは難しいのよ!


勇気を持って髪にハサミを入れた

アジア女性が、その翌日

陰鬱な表情をしていることを

私は幾度、目にしたことか・・・


いえね、こっちの国の美容師さんの

腕が悪いとかそういうことじゃないの。


東京に帰った時にお世話になっている

美容師さんとも話をしたことがあるのですが、

日本およびアジア諸国と、

英国および欧米諸国では

ヘア・デザイナーに求められる技術

根本的に異なるのではないかと。


髪型、それはすなわちスタイルの追求で、

ここらへんはセンスの問題になるわけですが、

その目指す髪型を

お客の頭部に出現させるにあたって

『いかに髪のボリュームを抑えるか』

が日本における技術の基本になるのに対して

『いかに髪のボリュームを出すか』

が英国における理髪技術の基礎となる。


この違いを頭では理解していても、

毛量の少ない、髪の毛も細い、猫っ毛のお客の

髪ばかりいじっていたところに

突然、熱帯雨林もかくやの

驚異の毛量と髪のコシを持つ異国人が来たら

それは美容師さんだって人間、

慌てるのが当然なのではないかと。


しかしもう背に腹はかえられない。


ご近所に聞き込み調査を行ったところ、

街の中心地に一軒、なかなかの

技量を持ったお店があることがわかりまして。


そこで頭をいじってもらっている人の

頭髪のコンディションが、とにかく

非常にいいことがこの場合決め手となった


(皆つやつやサラサラの髪だったの)


早速件の美容室に電話を入れまして

「予約を取りたいんですけど、初めてなんです。

お薦めの美容師さんはどなたですかね」

「えーと、それなら店長はいかがでしょう。

店長ですからそれなりに腕は確かかと。たぶん」


というわけで予約時間に

私はいそいそと美容室に向かいました。


こんな田舎町に

こんなお洒落店舗が存在したとは!

と思わず店内を見回してしまう程に

スタイリッシュな内装。


受け付けて名前を告げ上着を預けたところに

「ハアーイ、アタシが店長よー!

ご予約ありがとう、はじめましてー!」


店長さんは雲を突くような

スキンヘッドの大男、

首から肩、腕と胸にかけての

圧倒的筋肉量と刺青の数、

チャームポイントは非常に

女性らしい発声コミュニケーション法。


全身にタトゥーをいれた

ハート様(『北斗の拳』)が内股で

ご挨拶する姿をご想像ください。

当然脇はきっちり締まっています。

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まあ私はこの人のこのオネエ言葉は

いわゆる『職業オネエ言葉』ではないかと

推察しているのですが、その話はまた明日。



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