出張中の夫(英国人)から

テキストメッセージ

(SMSというのが正しいのでしょうか、

携帯電話で送受信が出来る

ショートテキストのことです)が届きました。


「こんにちは、いま、電車です。

トイレの鍵をかけわすれていた

可哀想な女性を発見しました。夫」


ああ・・・その悲劇は

私にもしっかり

身に覚えがあります・・・!


過去の記事 をご参照ください)


私からの返信。

「で、その発見者は貴方ですか。妻」


数分後、再び夫からテキスト。

「当然です。夫」


夜になって夫から

電話がかかってきたので

「ところで電車の件だが」

「ああ、あれね。本当に

わが国の電車のトイレは

油断も隙もないですよね」


「で、その女性は流石に

下着ははいていたんだろうな」

「何をおっしゃる、僕はすぐに

彼女から目を逸らしましたから!

彼女がどんな格好だったかなんて

確認する間もありませんでしたよ!

僕は紳士ですから!」

「まあそこのところは

君の言い分を信じよう」

「でもね、トイレの中の子は

呆然としていましたよ。

またあのドアがゆっくりゆっくり

開閉するんですよね・・・」


ちょうど折りよく(?)

そこに車掌さんが通りかかったので

夫はトイレの中の女性のぶんも

しっかり苦情を申し立てたのだそうです。


しかし夫が

「もっとちゃんとした鍵を

車内トレに設置すべきだと思う」

と主張したのに対し、車掌さんは

「鍵はしっかりついているんですよ!

ただ皆様、その使い方を確認しないまま

ご用件をお済ませになろうとするから

そうした問題が生じるのであって・・・」


「何度も確認しないと

正しい使い方が理解できないような

トイレは、そもそも設計が間違っている!

僕は君のぶんも力説しましたから!」

と夫は電話の向こうで

胸を張っている様子でした。


・・・どうも・・・ありがとう・・・


英国の電車でトイレをご使用になる際は

皆様どうか確認に確認を重ねて

ドアの施錠をしっかりなさってくださいませ。


本当にまたあのドアが

ゆっくりゆっくり

開いたり閉じたりするんですよ・・・!



この悲劇の経験者は

けっこう多いと思うんだぜ

事例その2


ボタン『1』でドアが閉まって、で、

ボタン『2』で鍵がかかるんですよ


『1』を押しただけで安心してはいけない


落ち着け、あれは孔明の罠だ

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