街に所用があり

夕方過ぎに帰宅しましたら

夫(英国人)が笑顔で

「洗濯機が止まったから、

僕、洗い終わった洗濯物を

干しておきましたよ!」


君はなんて出来た夫なんだろう、

私は感涙に耐えないよ、

と思いつつリビングに入ったら



スコットランドひきこもり日記-隠された意図でもあるのか


・・・何故貴方って人は

Tシャツを

ズボンハンガー

干そうとするのですか?


いや、しかし

ここで小言を言ってはいけない、

褒めて伸ばそう公文式、と

口の中で呪文を唱えつつ

寝室で着替えようとしたましたら



スコットランドひきこもり日記-他にも場所はあるだろ


・・・靴下をドアノブで乾燥させようとする

その発想の奇抜さは認めたいところだが・・・


なんだか違う意味で

涙が出そうになったんですけど。


話はかわって。


先日こちら

某trfの話を書いて以来

私の脳内では常に

ダンスミュージックがかかっておりまして

「なあ、夫、今度の週末にでも

どこかに踊りに行かないか」


「どこかってつまり

君はナイトクラブに行きたいの・・・?

ク・・・クラビングをしたいんですか・・・っ?」


「化け物を見たような表情はよせ」

「僕、クラブは好きじゃないんです」

「それは知っていますけど

私だって好きでもないのに

貴方の山登りだの自転車旅行だのに

散々つきあっているじゃありませんか」

「それを言われると

ぐうの音も出ないんですけどね」

「よし、なら決まりだな」


「でも待ってください、僕達

この街でいい音楽をかけている

クラブがどこか、とか、

まったく知らないじゃありませんか」

「ああ、それはその通りですね」

「まずは情報収集から始めませんか?

「・・・君、その間に

私の気が変わるのを待つ戦術だろう」

「そ、そんなことはありませんよ?」


しかしそんな夜遊び最新情報、

どうやったら手に入るのでしょうか?

都会ならまだしもこんな片田舎で。


悩んでいるところに階下から

宵の口のお約束(前述

ギター片手の

セレナーデが聴こえてきました。

やはり楽器というのは

日頃の練習が大事なんでしょうね、

選曲のセンスはともかく

下の部屋に住む歌うたいは

日々腕を上げていっている模様です。


「ひらめいた、

下の階の住人に尋ねてみようぜ」

「え?下の人に?」

「うん、あの人ら、たぶん音楽畑の人だろ。

少なくともかなり音楽が好きな人たちだろ、

お薦めクラブのひとつやふたつ、きっとあると思う」

「でもどうやってそんなこと聞くんですか?

いきなり下の部屋のドアをノックするの?」


「そんなまどろっこしい真似をしなくても

今そこの窓を開けてちょっと体を乗り出して

直接声をかけたら済む話じゃないか?」

「・・・今?直接?

あの最高潮に熱を込めて

愛の歌をうたっている最中の

我々がまだ顔を見たこともない隣人に?」

「そうそう、こうガタっと窓を開けて

『熱演のところ失礼いたしますが』

とか言って。駄目か?」


「・・・駄目です。絶対駄目です。

そんなことしちゃいけません」

「いいアイディアだと思ったんだが」

「あのね。若い男がね。

窓を開けて歌をうたっているところに

隣近所の女性から

『ねえ、おすすめのクラブとかある?』

とか声をかけられて御覧なさい。

まず間違いなくが芽生えてしまいます!

芽生えずとも、この女、俺に気がある、

くらいの思い込みは手にしてしまいます!」


「・・・君、考えすぎだと思うぞ」

「黙らっしゃい!とにかく駄目です!

近所づきあいはもっと

慎重にしてください、この人妻が!」


というわけで

わが作戦は却下されました。

仕方がないので

インターネットで口コミ情報サイトでも

探そうかと思っております。



ご亭主が

妬くほど女房もてもせず

という話なんですけどね

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4月にガタガタっと読者数が減りまして

同時にランキングの順位も落ちました


日本の話ばかり書いていたから

仕方ないのかなとか納得していたんですが

・・・今月に入っても不調が続くのは何故か


ご意見お待ちしております