お国がフタをする時間外規制の明日はどっちだぁ | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

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どうも、すこっちです。(^^)


働き方改革という錦の御旗を掲げて、なかば問答無用で進められた時間外労働の上限規制。


長時間労働の是正を目的としたというのが大義名分なんだけど、労働基準法の改正により、企業が従業員に対して命じることができる時間外労働(残業)に上限が設けられて、 時間外労働は 原則(法律上の上限)

月45時間・年360時間まで

② 特別条項を適用する場合(例外)

繁忙期などで特別条項付き36協定を締結すれば、以下の上限まで認められます。

年間720時間以内

月100時間未満(休日労働含む)

2〜6ヶ月の平均で80時間以内(休日労働含む)

月45時間を超えるのは年6回までとなった。


しかも、違反した企業にはちゃんと罰則規定がある。上限を超えた場合、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科される可能性があるんだってさ。


まあ確かにね、過労死の防止とか長時間労働による健康被害を防ぐとか、ワークライフバランスの改善とか、もっともらしい理由を並べ立てたら、そりゃあ反論はしづらい。


だけどさ、よーく考えてみてよ。お役人さんor政治家さん。


今までさ、勤勉な日本国民は安い給料ながら、残業手当という穴埋めでなんとか生活を維持してきて、家族を養ってきたわけでしょ。


家族との団らんをいの一番に考えたいけど、会社があって仕事があって維持されるのが家族生活であり、大抵の場合、ぷーたろーの父ちゃんだったらカミさんは子供を連れて夜逃げするだろう。


それなのに、お国が時間外勤務に規制を掛けて

働くな、さっさと家に帰れと叫ぶ。


いや、帰りたいんだよ誰しも。だけど、仕事が残ってる。この仕事は誰か代わりにやってくれるの?所詮自分のつけとして明日に残るだけでしょ。


じゃあさ、お客から依頼されたお仕事を「すみません、時間外勤務すると上司に怒られるから帰ったので、期日に間に合いませんでした」って理由が通るのかい?そんなことが連発したら、お客様はもうリピートしないでしょ。


究極の二択はさ、法令遵守を優先して「仕事を断るか」、人を大量に採用して「兵隊を増やす」かしかないんだよね。


なのに会社は上司は、「時間外超えんなよ、超えんなよ」のオウム返しばかりで、肝心の「じゃあ、仕事はどうすんだよ!投げていいのかい?」という疑問には決して答えようとしない。


確かに、業務改善とかシステム化とかやれる手立てはあるけど、そんなのたかが知れてるでしょって。何時間も削減できるわけではないでしょ。


こんな茶番をいつまで続けるんでしょう。


アタシらアラフィフ世代は後数年辛抱すりゃあ

エンディングは近いと思えるだろうけど、それに続く世代はさ、剣山の道を裸足で歩くようなもんだよ。


日本人はさ、欧米人とは違うんだって。勤勉でまじめで、身を粉にして働いて、わずかな一家団らんを大事にして、親の背中を見て子供も「働くってこういうことなんだな」ってなんとなく理解して育つ、みたいなぐらいでちょうどいいんだって。


ゆとり教育が失敗し、そこからなにも学ばないまま今度は「ゆとり労働」ですか?失われた30年が40年、50年と続くだけじゃないの?


さすがのジョーも次は立てないかもよ〜。


「ゆとり労働」の明日はどぉっちだぁ〜。