すこっち探検隊が行く 放送大学面接授業IN米沢「3Dメイカー塾」を受講して | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

どうも、すこっちです。(^^)

 

土日を利用して、放送大学の面接授業を受講しに山形県は米沢市にある山形大学工学部に行って参りました。科目は「3Dメイカー未来塾」。

 

3Dプリンタというものを、TVの映像で見たり、話に聞いたことはあるけれど、実際にこの目で見たことがない。もの好き&好奇心旺盛なすこっちさんとしては、そんな機会があるのにスルーするなんてことはあってはならない!ということでのチョイスです。

 

自力で米沢に行ったのは初めてだったのですが、いやぁ遠かったように感じた。

あそこって、福島から栗子峠を超えるまでに合計9つもトンネルがあって、要は山越えなんだわね。もし、トンネル内で事故やトラブル、おしっこがエマージェンシーになったらどうするんだろう?ある意味、不安が頭をよぎり出すとキリがない。

 

かくして、米沢市に無事に到着し授業を受けることになったのですが、まあ朝から暑い。盆地特有のむせ返るような暑さが、仙台平野で過ごしやすいところ慣れしているアタシらにとっては、体に効くんです。

 

スタートは座学から始まって、3Dプリンタの歴史やなんぞの座学をあれや、これやと。

 

昼食後午後からいよいよ3Dプリンタの見学です。

 

ところでみなさんは、3Dプリンタの実物をご覧になったことはありますか?

なんでも最初はけっこう馬鹿でっかくて、すんごい高価なものだったんだそうですが、今では恐ろしいぐらいにコンパクトになったし、価格も下がったそうなんですって。

 

まずは、この大学で一番最初に導入した古いタイプの3Dプリンタを御覧いただきたい。

いかにもガラスに囲まれた古めかしいビッグサイズの筐体

 

こういうタイプだと、プリントが完了するまでかなりの時間を要したようです。

 

それが、ここ10年も経たないうちに、これだけ進歩します。↓

研究室なんで、色んなタイプの3Dプリンタがあるのですが、どれもひじょうにコンパクト

この先はもっとサイズの縮小が図られていくそうなんです。

 

2050年の最終形態は、「弁当箱フードプリンタ」。これは、お弁当箱サイズのプリンタに前もって「今日はさばの味噌煮といんげんのサラダ」とかデータを送信しておくと、お昼にはそれが出来上がっているという、もうお弁当作りや晩御飯のおかずから開放されるという究極進化系なのだそうです。

 

この「ハウルの動く城」の動く城もこんなに精密に作れてしまう。そして、奥のライオンのたてがみのような細かいドレッドヘアのようなものまで作れてしまうのです。

 

さらに、3Dプリンタの秘めた可能性の中でアタシが最も驚かされたのが、な、なんとアメリカでは3Dプリンタでロケットを作って、実際に飛ばしてみちゃったんだそうです。これ、ホントの話。ロケットの部品の8割を3Dプリンタで制作した会社が実際にあるそうです。↓

 

https://www.youtube.com/watch?v=G-I2rhQ_PiQ

 

https://www.youtube.com/watch?v=j8Q8Lr9fGhc

 

だったらさぁ、いっそのこと宇宙戦艦ヤマトとかガンダムとか超セレブでお金を持ってる超SFオタクの方、作って頂けないかなぁ。それが動いたら、感無量だよって。

 

そして、2日目は3Dプリンタの中でも「フードプリンタ」と言いまして、要は小麦粉とか魚のすり身とか液体状にできる物をプリンタのノズルから噴射して、例えば「疑似お寿司」のようなものを作ってしまおうじゃあ、あーりませんか!というのが「フードプリンタ」なのです。

柔らかさなんかも調整できて、食感なんかもリアルに再現できるんだって。

 

実際に魚のすり身を使用してウニのお寿司を作って頂いている所の写真がこちら↓

 

こんな感じで出来上がる(ちなみにご飯は本物です)

演出が細かいねぇ、回転寿司のお皿に乗っけて、試食タイムの始まり、始まり!

 

じゃあ実際に食べてみた感想はどうなのか?受講者の方の中には、「えっ美味いじゃん、これほとんどウニじゃないですかぁ、感激!」とオーバーリアクションをするパフォーマーもおりましたが、どちらかというとみなさん無言&無表情。まあ、教授及びゼミ生への忖度、受講生という立場、人それぞれである味覚の違い等々ありまして、コメントするのは微妙な空気だったような、、。アタシ的にも、う~ん、同じすり身でも宮城の笹かまぼこを食べたほうが美味しいかもなって感じかな。(ちなみにこの疑似お寿司にはウニのエキスは殆ど使われておりません)

 

2日目にもう一つトライしたのが、無料のCADソフトを使ったデザイン演習。

CADを使うのは初めてでしたが、アタシの今持ち合わせている感性を駆使して、やってみましたよ。名付けて、「今どきの五輪の塔」

 

ちなみに五輪の塔とは、お墓によくあるやつのことね。

 

どうですぅ?てっぺんに♡をあしらってメルヘンチックな感じがしませんか?

こんなお墓があったら、お墓参りも楽しいかも

 

自分的には初めてにしては、上出来だと思いたい。

 

いかがでしたでしょう。3Dプリンタについて理解が深まったでしょうか?

 

将来的にはさらに進化が進んで、地球から宇宙ステーションにいるパイロットの手元にある3Dプリンタにデータだけ送って、あっという間に眼の前にトロ寿司が再現されるというイメージビデオを見せられました。

 

みなさんも世の中の進歩から乗り遅れないように、付いていきましょうね。(^o^)