どうも、すこっちです。(^^)
昨日は図書館で1日、放送大学の単位認定試験の勉強をしていたんです。
実は明日から1週間、すこっちは試験ウィークなのであります。
まあ昭和世代としてはね、試験前の悪あがきってやつ?ちったぁやりますよアタシも。
なんでも今のZ世代というのは、(うちの息子もだけど)試験前だからといって、一夜漬けとか徹夜とかゲームを控えるとか、朝早起きして勉強するとかっていう悪あがきをしないのだそうです。もう最初っから、無駄な抵抗をしない。コスパの悪いことはしない。でも、それってどうなんだろう?一応さ試験という自分の人生を左右する厳かなイベントであると位置づけるのであれば、それ相応の態度で望むのが礼儀であり、マナーだろうとアタシは思うんだけどね。
もうね、いい加減スーパドライはビールだけにしといてよって言いたいです。
さて、図書館に缶詰になって勉強をしてはいたものの、集中力がそんなに長続きする分けでもなく、気晴らしに本を漁っていたら、なんとも興味深い本を見つけた。
それが、「写真で見る塩釜港の歴史 写真しほがまみなと昔話」である。
何が興味深いのかといいますとね、まずはこの本の表紙が凄い!
これね、要は背表紙一面に写真を載っけているんですが、この写真が塩釜のどこの場所なのか分かりますか?って地元じゃない人にはじぇんじぇん分かりませんよね。実はこれ3月10日の帆手祭りの日に、塩釜神社の表参道の202段もある石段のところに群衆が群がっている写真なのです。
ここの石段がどれだけ急勾配なのかご存知ない方のために、動画を用意したのでこちらをご覧頂きたい。こんだけ急なとこなんです。
でね、この写真は昭和44(1969)年に撮影されたものなのですが、何が凄いってね、こんな急な石段のところにこんだけの人が密集して立ってて、もし将棋倒しでも起きたら大惨事になっちゃうんじゃないの?ってことなんです。
よく見ると、小さい子供も結構写っているし、タバコを咥えたおじさんもいる。周りには警備員らしき人もいないようにも思える。安全というか危機意識が叫ばれている昨今では、とても信じられない光景である。そういう意味では、昔は緩かったというか、そういう意識がそもそも薄かったということになるのだろうか?ただ、不思議なことにアタシら現代人が見たらこんなヒヤヒヤもののこの光景なんですが、なぜか昔そんな将棋倒しの大事故が起きたなんて話は聞かない。
そうなんです、アラフィフ世代が生まれた頃もしくは少し昔の頃ってけっこうヤバっついよなぁってな感じの光景はけっこうどこにでもあったようなのですが、当時のみなさんの危険に対する安全マインドは意外としっかりしていたのか?不思議と大事故や大惨事は起きていなかったりするんです。この写真集にもヘルメットを被らないで港で作業をしている写真なんかもあったりする。
そう考えると、今じゃあ「あれが危ない!」「これは駄目だ!」と言って安全という錦の御旗を振りかざして、手順だけがどんどん増えて、過保護で二重三重の鎧を付けたようなコテコテの安全ルールが王道みたいに思われているけど、本当にそれで安全が保てているんだろうか?
実は人間にはもともと自分で危険を察知して自分の身を守る能力が備わっていて、大抵のことなら自分の身は自分で守ることが出来るのに、結局世の中の過保護主義がどんどん上書きされていって、危ないかどうかの危険予知能力さえ退化している人が増えているってことなんじゃないですかねぇ。
そんなことを考えさせられたぴったしカンカン恒例「1枚の写真」のコーナーでした。(^^)
さて、あなたならこの1枚をどう見る?