どうも、すこっちです。(^o^)
アタシが経理に異動して来てから、税務関係のメルマガを購読している。
常に全部の記事に目を通せている分けではないけれど、意外といいところに焦点を当てている記事なんかがあったりして、知識のインプットにはたいへん役に立っている。
でね、この税務メルマガなんですが、冒頭に「今週のTOPIX」という記事がありまして、これがまた「世相を斬る」みたいな内角高めを鋭く付いてくるんですわ。
最近読んだ記事がとても心に残ったので、みなさんにもお裾分けをしたいと思います。
【今週のTOPIX】…若手社員が求めるもの
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少し前、転職支援事業に携わる人から、若手社員が退職する理由は「会社が緩すぎるから」という話を聞きました。
今、社会には国内外を問わず問題が山積しています。高校生ですら、気候変動やSDGs、LGBTQ+などの勉強をする時代。大学生ともなれば、さらに交流範囲は広がり、留学も含めて海外との距離も近くなっています。
そうした社会の課題に対する問題意識を持って入社した社員が、旧態依然の新人研修や年功序列といった会社の「緩さ」に耐えられないのだと。
もちろん、退職する理由は様々でしょう。ただ、そうした傾向は確かにあるようです。「社員は生活の安定と引き換えに、異動や処遇で会社の「支配」を受け入れてきた。だが、若手や中堅が会社に求めるのは安定より自分の成長に変わった」(5日、日経)。
税制では、賃上げ促進(という勘違い)税制の拡充が話題になっています。先の知人は言いました。給料で人は動かないと。給料が重要でないはずはありません。ただ、それだけではない。理念、哲学、存在意義を語れないと選んでもらえない時代になっているのだと思います。
どうですぅ、かなり納得がいく記事だとは思いませんか?
アタシも会社の採用活動だったり、新人研修や会社のシステムなんかを見ていると、同感です。
だってね、例えば大卒ですんごい意欲に燃えて入社してきてさ、入ってみたら「アレっ?」って流行語大賞じゃないけど、感じた新人さんてたくさんいるんじゃないかと思ってしまいます。
今の大学生って、デジタル文化で育ってきているから、パソコンもスマホもデジタルコンテンツの免疫はそれなりに持っていて、知識も詳しい人は詳しかったりする。そんな方が予定調和の使い古したマニュアル通りの新人教育だったり、配属先で周りを見れば、机の上は書類が山積みでまったく整理整頓が出来ない先輩。それを見て見ぬふりで注意もできない管理職。Wordの報告書を1日掛かりでこしらえている先輩がいるかと思えば、パソコンのショートカットキーも知らずに右クリック頼みの先輩社員がいたりする。
日本社会は年功序列、自分は1年生だから、こうした先輩であっても迎合して下手に出ざるを得ない。確かにね、そういう理不尽な思いを積み重ねて、世の中の荒波に揉まれていって成長できるっていう「スポ根ストーリー」もあるにはあるし、理解できる部分もある。
でもですよ、これからの時代は会社勤めをして、お給料だけ貰っていればそれでいいんだ、誰もが不満もなく暮らせているんだから、それでいいじゃないかという上からの物言いだけで話が完結する時代ではないんだということ。
デジタルコンテンツの普及で、誰でもいつでもどこからでもSNSなどで情報発信が出来る時代であり、You Tubeで小学生だって大金が稼げてしまう時代である。ニーズが多様化し、今までのようなひとくくりで物事を収めようとしても、収まらなくなっちゃってる。
これからは会社を運営する経営者の側が、考え方をアップデートしていかないと、今は見下ろしているZ世代から三行半を突き付けられる時代もそう遠くないのでは?