定年者が年金受給までの間の雇用形態に物申したいのです! | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

どうも、すこっちです。(^^)

 

みなさんがお勤めになっている会社では、定年って何歳までになっていますか?

 

アタシの会社では現行60歳となっておりまして、そこで一旦退職金を支払う。そんでもって、その後働き続けたい方は、役職が取っ払われて、2年毎の契約を延長していく形で、最長64歳まで働くことが出来る仕組みになっている。(給与は60歳時点の◯割ってやつね)

 

じゃあ、公務員はどうなのかというと、現在60歳となっている国家公務員と地方公務員の定年が、2023年4月1日から61歳に引き上げられる。その後も2年ごとに1歳ずつ引き上げられて、2031年度に定年は65歳になる。(給与は60歳時点の7割水準)


年金支給開始年齢が65歳に引き上げられる中、60歳で定年退職すると無収入の期間が発生してしまう。現在この期間は再雇用制度で対応しているのですが、政府は定年延長によりシニア層の職員の働く意欲を維持しつつ、経験を生かし若手のサポートなどに当たってもらうそうな。

ちなみに厚生労働省調べによると、65歳以上への定年引き上げを実施している民間企業は22年6月時点で25.5%なのだそうです。

 (そんなにやってるか?)


でね、みなさんの会社にもうちの会社みたいないわゆる役員を除いた一般社員は定年という統一ルールでもって、優秀な人もそうでない人も一律に退職金が支払われて、その後会社を去るのか?給料を下げられてもいいから継続して働き続けるのか?の二者択一を迫られる。

 

これって、なんかおかしいとは思いませんか?

 

だってさ、60歳という定年制の年齢には達したけど、現役世代となんら遜色なく、営業として多くの人脈があり、まだまだバリバリ働ける60歳もいれば、総務や経理で現役世代に負けず劣らず仕事をこなす60歳だっているはずである。ただ中には、さっさとリタイヤしたい、もしくは役職や責任のある仕事から開放されたい、気持ちはセミリタイア気分で働き続けたいと思っている人もいるだろう。

 

だったら、個人個人の能力や適性に応じて、給料には差を付けてあげるべきだとアタシは思う。

まだまだ頑張れる人には高め設定、そうでない人にはそれなりに。そうすることで頑張れる人のモチベーションも上がるんじゃないだろうか?

 

なのに、どうして一律に給料を60歳時点の7割と型にはめてしまうのか?

 

それでは、「まだまだ頑張れる派」の人たちが「どうせ、頑張ったって評価をされる分けじゃないし」とやさぐれてしまって、「まあ、年金支給年齢まで会社には働いてる感を醸し出しつつ、波風を立てないように時が経つのを待ってればいいさ」的な冷めた消化試合みたいなマインドになってしまうのではないだろうか?

 

うちの会社でも定年を迎えて雇用期間を延長して働いている方がおりますが、役職も無く、いわば昔の部下だった上司の下で、早出残業をすることもなく、土日祝は完全休で、年休もいい感じで消化し、責任のある仕事もあまり与えられないゆるーい環境下で働くが、周りは年長者なので気を遣い、扱いづらい感じの「生かさず殺さず」的な動物園のライオンみたいな存在であり続ける。

 

これって、会社を運営していく上で本当に健全な状態なのかよって思うんです。

 

このままそういう「動物園のライオン」みたいな人たちが増えていって、二言目には「自分は定年延長組だから」みたいなどや顔をされて、面倒な仕事はスルーして、若い人たちにお鉢が回っていくみたいな状況を果たして放置したまんまでいいんだろうか?

 

今やDX(デジタル・トランスフォーメーションの略)の時代である。日々進歩が著しい情報化社会において、デジタル人材の確保が切望されているときに、中には明るい人もいるけど、ほとんどはWindowsが産声を上げる前に入社した世代だったりすると、なおさらホワイトカラーの前述した「定年延長組」は下手をすると「濡れ落ち葉族」になってしまうといっても過言ではないかもしれない。

 

やはりここは、定年に達したお一人お一人を正当に評価して、「この金額で嫌だったら、辞めてもらってもいいんだよ」的な上から目線の条件提示ではなく、「あなたはまだまだやれる、我が社にとって貴重な人材だから、これからも今まで同様に頑張って仕事に専念してください」といったハートTOハートな関係を構築していくことが求められているんじゃないかとアタシは思います。

 

「魚心あれば水心」なのだから、、、。