ラーメン屋の不憫な親子に遭遇した、どうする? | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

どうも、すこっちです。!(^^)!

 

またやってしまった。(>_<)

 

日程の勘違い。

 

アタシは最近これをよくやらかしてしまう。自分でちゃんとGoogleカレンダーに登録しているというのに、勝手に一日曜日を間違えている。

 

昨日も昨日で、卸町の10ーBOXいう劇場で開催される一人芝居2DAYSを実際は木・金開催なのに、なぜか水・木と勘違い。昨日は仕事の都合で仙台まで来ていたので、早々に仕事の要件は終わり、余裕をぶっこいて某居酒屋で18時までのタイムサービスを有効活用しそこそこ飲んだくれ、意気揚々と地下鉄を利用して卸町駅に到着!まだ、開演まで1時間もあるではないか。まあ、いいかと早めに到着するべく歩きづらい革靴でもって、徒歩で歩いて10ーBOXに着いたら、「あれっなんか人っ子一人いないではないですか?」まさかと思って、Googleカレンダーを見るすこっち。そこにはちゃーんと木・金と記されているではないですか!
 

もう、この人どうしようもないね。(>_<)だいいちもっと早く気付けよ!

 

まったくおっしゃる通りである。(書いてるの自分だけど)

 

一人だけいたスタッフの女性に「ひょっとして、今日は何もないですよね?」なんて確認をして、ばつが悪いのでそそくさと10ーBOXを後にする。

 

仕方がないので、来た道をとぼとぼとボヤきながら、歩く。フウ、なんだかなぁ~。😩

 

途中、喜多方ラーメンの店を見掛けた。

 

喜多方ラーメンというのも珍しい。「まあ、これも何かのご縁でしょ、美味しかったらリピートするかもしれないし、ちょっくら入ってみるか!」

 

人間という生き物は、自分の間違いを棚に上げて、何か釈然としない気分を別なことで盛り上げようとするすり替えの上手な生き物である。

 

かくして、行き当たりばったりで喜多方ラーメンのお店に入店、塩ラーメンを注文する。

 

見渡すと18時という中途半端な時間にも関わらず、家族連れやらおひとり様やら結構にぎわっている。日本人はホントラーメン好きなんだわね。

 

そうして出てきた塩ラーメン。写真と比較するとずいぶんと小ぶりなことに驚く。なるほどね、写真だとボリューミーに見えるけど実際は、、、。っていうやつ意外と多いもんな。

 

そして、麺をすすり、スープもそこそ飲んで完食。まあ、可もなく不可もなくこれといった特徴のないいたってふっつーのラーメンだった。で、アタシが食べ終わるか終わらないかという頃、

ふと、気になる今日の表題の出来事が起きる。

 

レジで支払いを済ませようとした父子の親子。と、カウンターでその親父が突然困ったちゃんになっているやり取りがアタシの耳に入ってきた。どうやら、その親父がクレジットカードしかもっておらず、このお店ではカードが使えないと告げられ、困った挙句に名前と電話番号を紙に記入して渡し、お金を用意して再来店して支払うということになったようである。

 

この光景を見ていて、アタシの頭の中に二つのことがよぎった。

 

その1「なんでいまどき、ラーメン屋でカードだけって、備えが足りんだろ!」

 

これはほとんどの人が思うことでしょうな。いくらキャッシュレス全盛の世になりつつあるとは言え、所詮はラーメン屋である。カードが使えないことぐらい想像できないのかよ!つーか、この人はキャッシュカードとか持ってないのかい?ひょっとして、奥さんにカードだけ預けられているとか?仮にそうだとしても、カード使用可なのか不可なのかぐらいは確認してからお店に入りましょうね!(自分のスケジュールぐらい確認してから行動しましょうね、あんたは)

 

その2「あっ、ここでさりげなーくアタシが全部支払ってあげたらカッコいいのだろうに」

 

もう一つ、フッと頭に浮かんだこと。それは、この局面で、小耳に挟んだだけのアタシが突然脇から登場して、「あー通りすがりの者ですが、お困りの用ですね。なんだったら、私が払いましょう。建て替えたお金?あーいいです、いいですよ。困ったときはお互い様ですから。お気持ちだけ頂いておきます。」なぁんて、やれたらきっとカッコいい人なんだろうなぁと妄想してしまいました。

 

アタシ的には仮にやんないとしても、こんな妄想が浮かんだだけでも人間的に成長したなぁと自分で自分を褒めてあげようかなと思ってしまったよ。

 

かつてジャイアント馬場が顔見知りの知人というだけで、同じ店に居合わせた人のお勘定を先払いして済ませたというレジェンド秘話を聞いたことがあるが、もしアタシが実行に移したとするとこれに近いものだったということなのだろうか?

 

一凡人でお小遣いを貰う身のアタシがそんな大それたことをそうそう簡単には出来ないことは百も承知なのですが(でも、代金は2,500円ぐらいだったような)もしもアタシが億万長者とは言わなくても、個人事業主として事業を営んでいて、ある程度のお金を自由に動かせる身の上だったとしたら、ひょっとしてあの親子の代金も立て替えなしで払ってあげるという行為も現実に実行されていたのかもな、なんてふと思ったんです。

 

お金の余裕、そういうものが心の余裕として現れ出るのだとしたら、偽善じゃなくそういうことが自然に出来るような感性の持ち主になれたらなんて素敵なことなんだろう、と思った今日この頃です。

 

まあ、自分の日程の勘違いから遭遇した些細な出来事を拾って、それがブログのネタになってこうやって記事を書けているんだから、アタシ的には「災い転じて福となす」ということにしておきましょうかね。

 

ラーメン屋から出たとき、ちょうど駐車場に例の親子がいた。子供は助手席に乗っていてゲームかな?親父は電話をしながらばつが悪そうな顔をしていた。さぞかし、奥さんにブチ切れされて電話越しに罵声を浴びせられていたんだろうか?それともうちと違って、観音様みたいな奥さんで「あら、それは大変だわ、今から向かうから場所はどこなの?」とトップ・ガンばりのスピードで駆け付けてくれる優しくて頼もしい奥様なのか?(後者であって欲しいわ)

 

以上、みなさーんちゃんと予定は確認してから行動しましょうね!(^^)!


あと、クレジットカードはちゃんと使えることを確認してからお店に入りましょうね。(^^)