「日ハム中田問題」は氷山の一角。人間界の撲滅できない変な伝統芸能 | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
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どうも、すこっちです。(^o^)

 

東京オリンピック2020も終わって、プロ野球のペナントレースも最下位もとい再開!って時に、野球界に衝撃が走りました。

 

「日本ハムファイターズの中田翔選手が同僚選手1人に対して暴力行為を行い、当面出場停止」

 

球団は8/4の出来事を穏便に済ませようとしたのか、蓋をしようとしたのか、発表は8月11日になってしまいました。まあ、お金のあるどこか球団のようにもみ消さずに重く受け止めて、この処分に至ったことは十分評価できるのではないかと思います。

 

でね、アタシはこのニュースを聞いてから、なんとなく、子供の頃からずーっと頭に引っ掛かっていた疑問への答えが導き出せるような感じがしたのである。

 

それは何かというと、世間一般によく言われる「からかい」、「おちょくる」、「イジる」、「ディスる」。

 

他の動物が同じようなことをするのかどうかは勉強不足でよく分からないが、人間界には次のようなおかしな伝統芸能が存在する。

 

①AがBに対して嫌がるようなちょっかいを出す。

            

②やられたBは一瞬ムカッとするが、「これを本気で怒って返したら、冗談の分からないつまんないヤツ」と思われたくないし、「マジで返したら、もっとエスカレートするのでは?」という警戒心から、その行為をうすら笑いで流す。

 

③Aは①→②の快感がツボにはまり、挨拶代わりのように常態化する。周りもそれを当たり前だと認識し、違和感を覚えなくなり、見て見ぬふりをする。

 

④Bは最初のうちは面白がって付き合っていたが、そのうちに馬鹿らしくなってくる。いい加減、そんな吉本新喜劇のベタなネタみたいなことに毎回付き合うより、大事なことがあることに気付く。

 

⑤しかし、ハマってしまったAは面白がってそれを止めようとはしない。時には自分のフラストレーションのはけ口としてその吉本新喜劇をぶち込んでくる。人によってはどんどんエスカレートする場合あり

 

⑥以下、①~⑤の無限ループ。

 

今回の中田の場合、恐らく④→⑤の過程で相手のBがぷっつんして拒否ったところ、中田がさらにぷっつんして暴力行為に及んだ、というところなのかな。

 

でもこれは、別にプロ野球界だけの問題でも無ければ、スポーツ界特有の話ではない。

 

アタシが思うに、これは日本全体いや世界全体を覆っている人間界の「心の闇」なのである。

 

だって、⑥で耐えられずに自殺をする人だっていっぱいいるんだよ、世の中には。

 

以前、中村俊輔さんの「察知力」を読んだことを書きましたが、

すこっち1人読書会 中村俊輔「察知力」 | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ (ameblo.jp)

 

中村さんがイタリアのレッジーナに移籍した際、試合後にシャワー室で洗髪をしていると、いつまで経っても泡が無くならない。おかしいなと思って振り向くと、チームメイトがずっとシャンプーをかけ続けていたり、シャワーをいきなり水に変えられたり、靴を隠されたりしたこともあったそうだが、これもさー「かわいがり」という名の「イジり」だよね。

 

確かメジャーでは、ある選手がホームランを打って帰ってきても、だーれも祝福の態度を見せないでいて、後から大祝福をするっていうサプライズがあるらしいけど、あれだってある意味「からかい」の延長線上じゃん。

 

なんで、劇的なホームランを打った選手の頭をボコボコ叩くのよ?

 

なんで、サヨナラ打を放ったヒーローに水をぶっ掛けんのよ?

 

なんで、円陣で若手が気合いの一言を言っているときに、ベテランや他のヤツが薄ら笑いを浮かべたり、掛け声に呼応しなかったりすんのよ。(残念ながら、楽天イーグルスの円陣もそんなのがあった)

 

どうして、野球にはこういう「からかい」、「おちょくる」、「イジる」、「ディスる」文化が根強く残っているんでしょう。

 

サッカーでゴールを決めた選手をボコボコにしたりしますか?みんな抱き合ったりしてるでしょう!

試合で勝利を収めたら、みんなで喜びを共有しているでしょう。(でも、中村俊輔のようなこともあるな)

 

実は以前にも今回と同じような疑問の記事を書いたことがある。

「おちょくる」という文化はどこの国、どこの社会でもあるものなのか? | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ (ameblo.jp)

 

結局のところさぁ、そういう行為は単なるパワハラ行為以外の何物でも無いんだって。

 

馬鹿な強者が「親愛の情」なんだと、勝手に都合のいい言い訳をしているだけなのである。

 

だいたい、そんなアンチテーゼが通用するものか!

 

世の中にね、そんな「からかい」、「おちょくる」、「イジる」、「ディスる」なんて伝統芸能が無くなったって

だーれも、じぇんじぇん困らない。っていうか、さっさとこんな伝統芸能なんて消滅して欲しいくらいだ。

 

こーなったら、テツandトモに聞いてみたいくらいだ。

 

なんでだろう~♪ なんでだろう~♪ な・な・な・なんでだろう~♪

 

人間がディスるのをやめようとしないの、なんでだろう~♪ なんでだろう~♪

 

人が嫌がっているのを見て、面白がるのはなんでだろう~♪ なんでだろう~♪

 

反省してます、反省してます!って言っといて、次の日には忘れてるのなんでだろう~♪

 

とにかくねー、本当だったら、心の腐ったような奴らはさっさと人間界から退場して頂きたいんですよ。

 

足を踏んだヤツは踏まれたヤツの傷みなんてこれっぽっちも分からないだろうけど、踏まれたヤツはたぶん、死ぬまで覚えているよ。

 

人間界のしょーもない伝統芸能を撲滅しない限り、第2、第3の中田問題が出てくると思うよ。(-_-;)