どうも、すこっちです。(^_^)
2020年のスタートと同時に世界を席巻しだしたコロナウィルス。春先から徐々に日本でも猛威をふるいだし、志村けんさんは亡くなり、緊急事態宣言も発せられ日に日に状況は悪化。かくして、感染予防のため、三密防止にソーシャルディスタンスにステイホーム。飲食店の従業員は朝から晩まで料理を作ったり、運んだりすること以上に消毒作業という余計な仕事に時間を取られるようになった。
最近では感染者が過去最多を更新し、イギリスからの進化形の出現により一段と私たちを取り巻く感染環境は悪化しつつある。とりわけ、接待を伴う飲食に関しては超悪者扱いである。一部には「ステーキ会食」なんぞで火にガソリンを注ぐ政治家もいたりして、ホント外食はしづらい世の中になってしまいましたね。もう、忘年会どころではない。
こういう世の中になって、みなさんも感づいているんでは無かろうか?
あれっ?コロナ禍で会社における出張やら会合やら社外セミナーやら接待飲食やらがなくなったけど、それでも会社の仕事は普通に成り立っているでは?ということに。
もちろん、平年に比べれば業界によっては売り上げも下がっているし、業績も芳しくないかもしれない。
コロナ禍不況で倒産した会社、解雇や雇い止めになった人も大勢いらっしゃる。飛行機業界に旅行業、観光業に飲食業は大ダメージだ。
でも、少なくとも今会社員として会社勤めをして、普通に仕事をされている方々は普通に出勤して普通に仕事をこなしているし、テレワークの方だって仕事が極端に途切れている分けでも無い。
つまりね、あくまで仮説なんだけど、ひょっとして今までの出張や接待飲食というものが無くても仕事はやっていけたのに、あえて日本の社会の古き伝統というか風習で、お客様が出張でお越しになったら、昼飯~夜の会食までお勘定は一切頂きません的な無条件VIP待遇。そんでもって、逆の立場になったらこんどは自分が逆接待的なVIP。
確かにそのお陰で有意義な情報交換、親交を深めるというメリットが享受できるというのも事実。
でも、いい加減「上様のお成~り~」の頃からの過剰なVIP接待という考えをそろそろ見直してみるのにもちょうどいい時期なのではないかとアタシは思う。
そもそも、上げ膳据え膳でお客様を王様気取りにさせてやって、いったいどれだけの仕事を頂けるものなのか?費用対効果で見たときに、本当にその役割を果たしているのか?どっかで会社のお金なのだから、仕事の一部なのだからという大義名分を錦の御旗にして、バーター取引で懐を痛めずにタダ酒タダ食いを正当化して来たのではないだろうか?「おごってくれたから、お前に仕事を回してやる」、「おごってくれなかったから、仕事はやらない」みたいな拗ねた子供のけんかみたいな体質から、シンプルに提案が優れているとか、会社の信頼性とか担当者の熱意でもって、仕事を評価する方がよっぽどスマートなような気がするんですけどね。
「クールジャパン」と言う言葉がある。聞けば外国では日本ほど接待漬けという概念は無いらしい。
いまこそ、ビジネスシーンにもその「クールジャパン」を表現するときなのではないのかな。
仮にバーター取引をするにしても、会社として「いくらまでは使ってもいいよ」というガイドラインを決めておくとかすれば、会社として健全なんじゃないの。(もっとも不健全なのは政治家様たちですけどね)
あーでもあれか、全くなくなると飲食業界が潤わなくなる。そうなると、そこで働く人たちの生活がおぼつかなくなる。でもね、いい加減飲食業界もアイデアを出さないと!接待に頼らなくともお店はやっていけるビジネスモデルというやつをさ。いつまでも利用者に足元を見られる商売じゃなくて、利用者が「頼むからお宅のお店を使わせて」って懇願するぐらいのクオリティであったり、雰囲気であったり、仕組みであったりね。そう考えると、日本古来の談合体質、もたれ合いの精神から足を洗う良い機会なのかも世、コロナ禍って。
「昔はさぁ~、出張というものがあってね、どこどこに会社のお金で行けたもんだよ、そこで豪遊よ!」
若い社員相手にそんな話をする日もそう遠くはない!?なあんてな。(-_-;)