どうも、すこっちです。(^_^)
以前このブログにも書いたことがあるんですが、アタシの敬愛する作家は内館牧子さんである。
どの作品が最初に読んだものなのかは忘れたが、なんと言うんだろう。彼女の江戸っ子気質というのか、男っぷりの良さ、潔さが非情に作品ににじみ出ているところに心が惹かれる。相撲にボクシングにプロレスと格闘技好きであるところなんかは、アタシと嗜好のベクトルが一緒だし、なにより2003年には55歳にして、バリバリの東北大学の大学院生として通学するという実績の持ち主。あたしの住む宮城県という同じ大地で同じ空気を吸っていた時期があったとは、なんて素敵なことなんでしょう!
思えば、彼女がエッセイの中でベタ褒めをしていたのに影響を受けて、始めた「隅田川七福神巡り」。さすがに才能豊かな内館さんのようにトントン拍子に運が運ばれてきた実感はアタシには無いんですが、そんな出会いがなければ、隅田川七福神巡りなんて知らないし、足を運んでいないのもまた事実。
https://ameblo.jp/scotch0711/entry-12216701462.html
そして、とうとう2018年には白石で開催された内館牧子さんの講演会に参加。
見事に「ナマ内館」を達成したのであります。
https://ameblo.jp/scotch0711/entry-12380825105.html
そんなアタシがふと、こんなことを思い付いた。
最近の作品は小説でも映画でも追っかけているけれど、はて?過去の内館作品。特にドラマのTBSと唄われた全盛期の頃の「内館ドラマ」をアタシは知らない。いろいろと検索していたら、「Paravi(パラビ)」なるサイトでは、過去のドラマが見放題で2週間体験で視聴無料というサービスがあるそうな。
なるほど、それじゃあいっちょ脚本 内館牧子という作品を観てみましょうかね、ということに相成りましてその記念すべき第一作目として、今井美樹主演の「あしたがあるから」を鑑賞NOWなのです。
この「あしたがあるから」なんと、1991年の作品なんです。アタシは20代前半か、その頃金曜夜10時にはて、アタシは何をしていたんだろうな~、、、。さて、みなさんは、この作品をリアルにご覧になっていましたか?
今のところ、第7話まで観ましたよ。ところどころ携帯電話が無かったり、平気でタバコをぷかぷかやっていたりと「Back to the 過去」なところはてんこ盛りなのですが、それを差し引いても、今井美樹が可愛い過ぎる!そんでもって、内館作品の特徴でもある、①展開が早い②容赦ないアクシデントの仕掛け③登場人物に肝心なところで決めゼリフを言わせるという3点がGood!もうね、これでもかっていうぐらいに大波、小波で襲ってくるところがハンパない。それでいて、人間味っていうのかな、心にジーンとくる部分もちゃーんと用意してくれている。
振り返ってみると、20代の頃なんて単なる話題性か興味本位でしかドラマなんて観てなかった。脚本家が誰で、作品を俯瞰で観る感性なんて持ち合わせていなかった。そう考えると、時間は掛かってここに辿り着いたけど、「Back to the 内館作品」も悪くないのかなあと、感じている今日この頃です。
いやあ、それにしてもセリフがイイんですよ、ホント。
第6話の中でね、今井美樹が仙道敦子の父親に自分の両親の仲をぐちゃぐちゃにされて、仙道敦子が今井美樹に父の非礼を詫びたときの今井美樹のセリフ。
「めちゃくちゃになんかならないわ、両親は分かっているもの。夫婦って、相手をまるごと抱き留めることなんだって。1人の男と1人の女がとことん向き合うってことなんだって。一番好きな人とじゃないと、そんなこと出来ないって、分かってる。」、「私も分かってる。」
なるほど、こんなセリフ20代の頃に聞いても、間違いなく聞き流しているだろうね~。
今だから、なんとなく心に落ちる。
みなさんも見過ごしてきたドラマや映画。「Back to the~」してみませんか?
今の感性だから、心に響くかもよ。(^o^)