内館牧子さんの対談を聞いてきました! | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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どうも、すこっちです。!(^^)!

 

今日、私は白石市で開催された「自分らしく老いを楽しむ」という対談を聞きに行ってきました。

 

で、誰の対談かと言うと、東北大総長特命教授の鈴木岩弓とな、なんとアタシの敬愛する内館牧子さんの対談だったのです。いやー初の「ナマ内館先生」をこの目で拝見できるなんて幸せ~。!(^^)!

 

なんでも、今日の対談は白石市内にある整形外科の院長夫人と内館先生が東北大学の大学院生の時の同級生で、その時の共通の恩師が鈴木教授というご縁で成立したわけなのです。

 

アタシは鈴木先生のことは全然知らなかったんだけど、彼の講義は学生に人気で立ち見が出るほどなんだとか。確かに、聞いてみると、ウン、ウン話が面白い。大学教授って眠気を誘うような喋り方の人が多数派なんだけど、鈴木先生は間違いなく面白い講義が出来る少数派ですね。

 

知らない人のために説明をさせて頂くと、内館牧子先生は脚本家でして、NHKの連続テレビ小説「ひらり」、「私の青空」、大河ドラマ「毛利元就」なんかを手懸けています。最近では、今度映画化される「終わった人」がベストセラーとなったので、聞いたことがある方もいるでしょう。(面白いので、是非読んでみて)

 

いやー、90分間の二人の対談だったんだけど、大変充実した中身の濃い話だったわ~。

白石まで足を運んだ甲斐は十分にありましたよ。

 

今日のテーマは「自分らしく老いを楽しむ」だったんですが、やっぱりもと先生と生徒の時期があっただけに、お二人の会話がひじょうに良く噛み合うんです。

 

皆さんにも、アタシがメモした心に残った対談のフレーズを少しばかりおすそ分けをしますと、

 

①日本は統計によると2005年から生まれた人より死ぬ人の方が多くなっている。(人口減少)

 

②昔は乳幼児の死亡率が高く、それ以外の年代の死亡率はそんなに差が無かった。

(老少不定=年齢が高くても低くても死ぬ人の数は似たようなものだった)

 でも、今は高齢者の死亡率が群を抜いている。(超高齢化社会)

 

③職場と墓場の間は長い

 

④エリートサラリーマンだった人ほど定年後の落差が大きくて、うまく着陸出来ない。

(それなりだった人は落差が小さいので、着陸が出来ちゃうのね)

 

⑤定年で自分の第1ラウンドが終わったことを「自分の死」だと受け止められる人→成仏出来た人

 「俺は部長だ、常務だ」というプライドを捨てきれない人→成仏出来ない人→人生第2ラウンドやっかい

 

⑥定年したら、「奥様孝行」、「温泉旅行」は妻にとっては、ありがた迷惑。うっとおしい?

 妻と一緒でなくとも人生をエンジョイできる自分であることが大事

 

⑦一番いいのは学問!今まで縁のなかった学問ならなおGOOD!(内館先生は54歳で東北大大学院の一般入試に合格して学んだし、62歳で国学院大学の科目履修生だった。)

知的好奇心を満たすのは脳にも良いし、お金もそれほど掛からない。

 

⑧定年後の人生の勝ち組というのは、新しい環境を受け入れ、日々を愉しんで生きていける人。

昔のプライドにしがみついてウジウジしている人は、いずれ誰からも相手にされなくなる人。

 

⑨「思い出と戦っても勝てねえんだよ」BY武藤敬司語録

 

⑩面白くなければ人生じゃない BY鈴木岩弓

 

⑪人生出たとこ勝負 BY内館牧子

 

と、まあこんなところです。何かの参考になりましたでしょうか?とにかく時間のたつのを忘れさせるほど、お二人の話はひじょうに面白かった。こうした著名人の方の講演会とか対談とかトークセッションに参加するって、人生における重要ミッションだなあ~とあらためて感じました。(^o^)

 

最後にちょっとしたコマーシャルです。

 

①内館牧子さんの「終わった人」読んでない方は、ぜひ読んでみてくださいね。

 

②映画「終わった人」は6/9~公開だそうです。

 

③内館牧子さんの新刊が8/21に発売されるそうです。題名は「すぐ死ぬんだから」だって。