物欲から事欲(ことよく)へのススメ | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

どうも、すこっちです。(^_^)/

 

週末の新聞に入ってくる折り込みチラシを見ていると、およそ半年前と比較するとずいぶんと少なくなったように感じる。とくに、パチンコ屋ね。営業自粛要請に従う、従わないで物議を醸したけど、結局のところコロナ禍のご時世においては、間違いなくヒール役に祭り上げられてしまった。中には経営に行き詰まり、破綻するパチンコ屋まで出る始末だ。

 

今や折り込みチラシの主役は、やれお弁当や持ち帰りもやってます的な飲食店の広告が目立つ。なんだかんだ言っても、人間の食に対する欲望やこだわりは尽きることがない、っていうかそこぐらいしかベクトルが向く方向がないっちゃあ、ないんだよね確かに。(>_<)

 

まあ、食欲は抑えきれないから仕方が無いとして、このコロナ禍を機会にどうでしょう?消費欲=物を買うことに固執してきたみなさんは、ちょっと考え方を変えてみることにしませんか?

 

アタシが何を言いたいのかというと、ズバリ時代のトレンドは「物」から「事」(こと)へと欲求は移り変わりつつある。ニーズは物商品から事(こと)商品へと変わって来ているということ。

 

例えば、昭和30年~40年代であれば三種の神器と言われた冷蔵庫、洗濯機、テレビ。その後の3Cと言われたカラーテレビにクーラーに自動車などなど耐久消費財をGetすることに人々の関心は向けられました。その後、ウォークマンにビデオデッキ、ファミコンにパソコン。そして昨今ではスマートフォンというふうにモノをGetすることに生きがいを感じ、幸福感を味わうみたいな感覚に浸ってきました。

 

しかし、いまどきブームになっていることと言えば、「街歩き」に「温泉巡り」、「御朱印集め」に「神社・仏閣巡り」、さらには「陶芸体験」や「地引き網体験」などのツアーが人気だったり、教養講座系の人気もうなぎのぼりだったりする。

 

結局のところ、人々は物に関してはあらかた集めきったんだわね。単純にGetしたりすることだけでは、欲望は満たされないという人が増えた。以前、アタシがブログに書いた文化的趣味のススメ

https://ameblo.jp/scotch0711/entry-12194929202.htmlにも通じるものがある。

 

人々はお金を出してモノをGetするのではなく、お金を出してサービスを買う、空間を買う、時間を買う、情報を買う、というふうに嗜好が変わってきた。プレミア感は人より高い物、性能の良いモノを手に入れることではなく、自分が心地よいと感じられる「事」へのプレミア感にバトンをパスしだしたのかもしれない。

 

アタシが活動している仙台城のボランティアガイドだって、提供しているサービスはモノではなく「事」。

目に見えるものだけではなくって、形の無い物に価値を見い出すって、なんか格好良くないですか?

 

「事」への消費の凄いところは、それが「自己投資」としていずれ自分に返ってくる可能性があるってこと。

「事」への消費を積み重ねることで、自分が知らない間にそれが感受性を高めるトレーニングになっていたりする。感受性が高まる=物事の見方や考え方がレベルアップするわけですから、良いことばっかりですよね。(^_^)

 

さあ、定額給付金で「あれを買おうか?」なんて思っていた方は、しばし心の声に耳を傾けてみてはいかがでしょうか?