どうも、すこっちです。!(^^)!
GWという言葉は映画業界が発案したそうですが、連休だからこそ普段映画館に足を運ばない方達にはぜひ、この機会にいい映画をご覧になって頂きたいものです。
さて、今日アタシが紹介するのは「翔んで埼玉」です。
これ、もともとパタリロの作者魔夜峰央さんの漫画なんですね。アタシもコンビニで立ち読みしたことがあるんだけど、いいところ突いている面白い漫画だなあ~って思っていたら、いつの間にか映画になっていたのね。漫画を完読するのは難しいので、映画だけは押さえたいと思っていたんです。
いやね、この映画の率直な感想ね。「実に、面白ーい」\(^o^)/
最近シリアスな映画嗜好に偏っていたアタシとしては、純粋に楽しめた作品です。
もちろん、全てが架空の話なんだけど、東京という巨大都市、そして東京に追随する形で発展してきた横浜市(神奈川県)、もともとは武蔵野国というひとつの国だったのに、明治維新の時に東京都と横浜市というイイとこどりで分割され、残ったのが海の無い埼玉県という分けなのだ。
この作品には、埼玉県の悲哀、「ダ埼玉」、「田舎く埼玉」と揶揄される埼玉県を自虐的にコミカルに描かれていて、ある意味笑えるツボなんだけど、現実問題とすれば住んでいる人からしたら「埼玉いじめだろ!」って言われてもおかしくないくらいのブラックジョークの連発だ。
でも、イイところ突いてんだよね~。東京の一極集中の影響でさ、周辺の関東近県は比較されなくてもいいのにどうしても比較されてしまう。若い人はどうしたって、地元を軽視して東京に出て行ってしまう。
今や過疎化は、地方都市だけの問題では無くなってきているのよね。
これって、仙台周辺にも同じことが当てはまる。
まず、宮城県に住んでいる県北、県南の人たちは進学や就職を機に仙台に出てくるし、東北6県に住む人達も同様に故郷を捨てて東北の都、「仙台」へと集まってくる。若い人からしたら、職もあり、都会っぽさもあり、地下鉄まである仙台は快適だもんね。
だけどね、合成の誤謬(ごうせいのごびゅう)という言葉がある。
ミクロの視点では正しいことでも、マクロの視点では正しい結果にはならなという意味なんだけど、これに当てはめると、みんながみんな東京や仙台に出て行くことを良しとしちゃったら、そう、誰も残んないじゃんってことなんですよね。やっぱり、何事も「腹八分目」ほどほどが良いってことなんだとアタシは思う。
人の価値観は人それぞれなんで一概には言えないけど、都会の良さも知りつつ、自分の立ち位置は見失わずに、安住の地を求めるっていうのが一番いいことなんじゃあないですかね。
そんな自分の住んでいる「地元意識」というものを、あらためて考えさせてくれる、ナイスな映画だったりします。
興味を持たれた方は、ぜひともご覧頂きたい。
ひょっとして、あなたも「埼玉ポーズ」しているかもよ、、、。(-_-;)