自分の焦った気持ちが許せなかった政宗話 | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

どうも、すこっちです。!(^^)!

 

「毎日、毎日僕らは鉄板の~♪」と言えば、「およげ たいやきくん」ですが、毎日鉄板の上だったら、

最近の極寒モードも寒さ知らずだからら、いいよね~。なあんて思ってしまう、ワタシ。

 

本当に寒い、というより冷える~ぅ。

 

温かい春が待ち遠しい、今日この頃です。(まあ、東北の春先も結構寒いんですけどね。)

 

さて、今日は伊達政宗に関する、人間味のあふれたお話をばしてみたいと思います。

 

あるとき政宗は手が滑ってしまい、高価な茶碗を落としかけた。が、なんとか、茶碗は無事だった。

「セーフ、セーフ!! いやーヒヤリ・ハットだったよ。危なかった~これ、高っかたんだからさ。」

 

普通ならこれで話は終わるのだが、終わらないのが我らが伊達政宗。

 

な、なんと政宗はその茶碗を地面に叩きつけて割ってしまったのです。

驚いた家臣が理由を聞きました。

 

「殿、どうなされたのですか? それって南蛮から仕入れたという、お気に入りの高いやつでは?」

 

すると政宗はこう、答えました。

 

「茶碗を落としそうになり、焦った自分が許せなかったのだ。」

 

家臣「、、、。」(-_-;)

 

果たして、人間としての器が大きいのか、自分の気持ちに正直なのか、子供じみているのか。

凡人にはなかなか理解し難い行動のようだけれど、この「そんな自分が許せない!」的な衝動って

古くはお釈迦様だったり、徒然草の兼好法師にも同じような逸話がある。

 

そう、政宗様はお釈迦様レベルということなのだね!

 

一説に聞いたことがあるんだけど、むしゃくしゃしてストレスがMAXな時に、一番のストレス解消法は

お茶碗や湯飲みや壺などの陶器を「これでもかー」ってな具合に粉々に叩き割ることなんだそうです。

 

さぞかし、スッキリするんでしょうねぇ~。

 

う~ん、一生に一度でいいからやってみたい!、高~い壺とかね。

 

でも、あとできっとこう、思うんでしょう。「こんなの、割り切れないな~」って。

 

アタシが少年の頃、キャッチボールをしていて、手元が狂って近所の家のガラスを割ってしまったことがあった。当然、凄い音!「ガッシャ~ン」そのあと大目玉を喰らう分けなんだけれど、昔はこの手のことってよくあることだった。漫画の世界でも「ドラえもん」なんかにそういうシーンが出てくる。

 

これって、相当嫌な思い出だけど、成長の過程においては、通過してくるべき経験だったような。

 

昨今、果たしてそんな経験をしたことのある子供達ってどれくらい、いるのかしら?

そもそも、外でキャッチボールや草野球なんてやることあるのかしら?

 

スライムを百万匹倒して得た経験値も100万ポイントですが、強ーいモンスターとの死闘を乗り越えてきて得た経験値も100万ポイントなのよね。

 

経験値の見た目は同じ100万ポイントですけど、それって、明らかに質が違うものだよね。

 

今の世代のこの、経験値の質の違いが人格形成に影響を与えてしまっているような気がしてならない。

 

せっせと経験値稼ぎに没頭するのは、TVゲームの中だけにしたいものです。