私の独断と偏見で主に宮城県の行った事の無い場所に行ってみよう!という
不定期開催の「すこっち探検隊」。
隊員兼隊長はもちろん、私一人ですがたまにカミさんが副隊長として参加しています。
(今回は二人で行きました。)
さて、今回は宮城県にこんなありがた~い場所があった事を知っている人が
果たしてどれくらいいるのでしょうか?というくらいマイナーと言えばマイナーかも。
その場所は名取市にある「名取熊野三社」(熊野那智神社・熊野本宮社・熊野神社)です。
じゃあ、ここはどんな場所なのかと言いますと、和歌山県にある熊野三山、
熊野信仰と言えば、昔から有名ですが、まあ、フツーに考えるとあまりにも遠い。(-_-;)
でも神社って勧請(分祀、御霊分けともいう神社のフランチャイズシステムね)っていう
便利な仕組みがあるじゃあないですか、だったら、熊野三山も勧請して宮城県に
持ってきちゃえば、より多くの人が熊野詣でが出来るじゃん。
と言う発想のもと、それを実行に移した人がいた。
なんと、それは保安4年(1123年)とあの1192作ろう鎌倉幕府よりも前のお話。
そ、そしてそれを実現したのはな、なんと「名取老女」としか記されていない。
1人の老女がそんなとてつもない大偉業をそんな昔にやってのけたんですね。
実は、全国に3000社以上ある熊野神社のうち、東北には700社あるのだそうですが、
三社とも同じ地域にセットしてあって、まとめてお参りできるのは日本全国でも
ここ名取市だけ、なのですよ。
今回は、その三社を「なるはや」モードで参拝して参りました。
トップバッターは、熊野那智神社。
国道286号線の方から向かったのですが、これって裏口なんですね。
駐車場に車を止めて、真っ先に出迎えてくれたのは「山一」こと古代杉でした。
そして、この神社の有名な展望台へ、ここからは名取市内を一望できるのです。
この名取市内を一望していた時に、ビッグサプライズが!
なんと、上りと下りの新幹線はやぶさが交差したのだ!
時計を見ると、午前10時37分。そう、新発見である。(^o^)
この地点からこの時間に展望台から見下ろすと、新幹線クロスが見えちゃうのだ。
興味を持った方は、日曜日、ぜひとも行ってみて頂きたいです。
そして、私達探検隊を待ち受けていたのは、「高舘連理の杉」
立札を見ただけでは、わかりづらいかもしれませんが
隣り合った杉の木が2本なぜか、くっついてしまっているという
不思議な杉の木。これが、夫婦円満の御利益があるんだとか。
ほかにも神社なのに、鐘があったり、
今回は時間の都合で行かなかったけど、滝があるそうです。
ここだけでも、見どころ満載の「熊野那智神社」なのですが、
時間の都合で早速、次の名取本宮社へ
ここにも、神社の入口に道祖神様がいらっしゃいました。(写真撮影させて頂きました)
わりとこじんまりとした神社でしたが、ここにはお祭り用の神輿がありました。
そして、音無川なんていう小さな川もありました。
ここでのお参りも済ませて、最後の「熊野神社」へ(あー忙しい(>_<))
この神社の素晴らしいところは、見事な庭園があるところ。
池には鯉が泳いでいて、橋の掛かった赤い建物では神楽も行われるんだとか。
イヤァアオ!
「古代杉」あり、「合体杉」あり、展望台に「新幹線クロス」さらには
滝、「音無川」に「庭園付神社」。
この名取熊野三社巡りをするだけでも、ホント見どころ盛りだくさんなのです。
しかも、いずれの神社とも自然が豊かで趣があり、雰囲気がグッド!
もったいない!宮城県に居ながら、熊野詣でが出来てしまうというのに、、、。
だけど、いずれの神社も駐車場は閑散そのもの、、、。あーもったいない。(-_-;)
興味を持たれた方は、行ってみて損は無いので、ぜひ足を運んでみて欲しいです。
昼食は富沢の「ヴァサラロード」でスープカレーを堪能して来ました。
う、旨~い!(^o^)チキンが柔らかいし、何よりスープが美味なのよ。
朝ごはん抜きだったので、空腹を満たすにも十分でした。
次回のすこっち探検隊は未定ですが、また宮城県の未開のスポットを
ご紹介して行きますんで、これからも「すこっち探検隊」をよろしくお願いします。m(__)m