郷土愛というのは、どんな時に意識をするのか?
例えば、普段は自分の出身地なんてあまり気にしないものですが、ちょうどこの時期、
そう、夏の高校野球、甲子園と言えば皆さんが急に出身地の代表校の試合が気になりだす。
素朴な疑問だが、高校生の部活動、スポーツは他にもあるのに、どうして野球だけが、
こんなに1人横綱になっちゃったんだろう?
う~ん、この辺はぜひともスポーツコメンテーターの生島淳さんあたりに聞いてみたいところ
なのですが、すこっち流に考えますと、それだけ日本の国技的な意味合いが強いというか、
日本国民にマッチしたんでしょうかね、野球と言うスポーツが、、、。
さて、今年の甲子園。わが宮城県の代表は言わずと知れた、「仙台育英学園」だ。
あの選抜を制した大阪桐蔭を劇的な勝利で下し、ベスト8まで勝ち進んだが、そこまで。
「よく、やった!」と手放しで喜んで終わるはずが、なにやらネットではその大阪桐蔭戦の
ある選手のワンプレーに物議を醸しているようなのだ。
仙台育英の某捕手が故意に大阪桐蔭の一塁手の足を痛めるような走塁をしていた。
その結果というか、影響なのか、まさに最後の9回ツーアウトからの凡打で
最後の打者になるはずだった選手がヘッドスライディングをした時、その一塁手が
ファーストベースを踏まなかったと判定されて、セーフ!結果、逆転劇につながった。
ネット上の意見をまとめてみると、
・明らかな故意だ。
・自分も怪我するかもしれないのにぶつからないだろ。
・普通左足でベースを踏む。
・全力疾走でやれば右足ベースもある。
・野球経験者から見て有りえない走塁。
・日本文理戦でも足引っかけてたから常習者。
・東北者は陰険だ。
・仙台育英の素行の悪さ。
・大阪者の負け犬の遠吠え。
・被害者の一塁手は次回でタイムリーを打ってるし、プレーに問題ない。
・最後の一塁手のベース踏み忘れは交錯とは関係ない。
・問題の走塁について聞かれても答えない。
・次戦のスタメンを外れた。
などなど。
果たして故意だったのか?偶然だったのか?
今となっては、藪の中なのですが、ファーストベースを踏まなかったことと
足を蹴ったような行為で痛めつけたことに、因果関係が無いと言えば無いような。
でも、その前の日本文理戦でも同じようなプレーがあったということは、、、。(-_-;)
このプレーが話題となった時、そう!1970年代の人たちは、迷わずあれを思い出した!
そして、こうつぶやいたんだと思う。
「これって、土佐丸野球じゃね?」
多少の表現は違えども、この「土佐丸野球」もしくは「土佐丸高校」というキーワードが
おそらく検索ランキングの上位に食い込んだことは間違いないはずだ。
つくづくあの不朽の名作「ドカベン」の存在感って凄いなあ~と感じた一瞬だ。
最近、「ドカベン」や「大甲子園」を読む機会があったけど、滅茶苦茶面白かった。
これは、読んだ事の無い今の若者にはぜひとも読んで頂きたい作品である。
それにしても、これでずいぶんと東北や宮城県、仙台にダーティなイメージを
持ってしまわれた方もいるような、いないような、、、、。
頼むから、この出来事によるネット炎上で、伊達政宗生誕450年祭の今年に
水を差さないで欲しいものであります。
そー言えば、どことなく「土佐丸高校」のユニフォームの色と似ているような、、、。(-_-;)