7/11はさて、皆さんの心の中では何の日?私、すこっちは | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
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あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

すでに1日過ぎてしまいましたが、7/11はさて、何の日でしょう?

 

そんなことを言われても、ピンとくる人はたぶん少ないでしょうなあ~。(-_-;)

東日本大震災の「月命日」じゃあ、ちょっとインパクトが薄いですし、、、。

 

2005年7月11日、あれから12年が経つんですね~。

 

そう、7/11は「破壊王」ことプロレスラー橋本真也の命日なんです。

おじいちゃんおばあちゃんの命日は忘れても、私にとって忘れられない7/11。

 

それだけ、私なりに橋本に対する思い入れが当時、相当強かったような気がする。

何と言っても入場テーマ曲の「爆勝宣言」。これは、名曲です。

 

CDはもちろん、持っていたけれど、前奏曲が付いたスペシャルヴァージョンが欲しくて

いろいろと調べて、この曲がToysの「Welcom to the pleasure dome」という曲であることを

知った。

 

この曲を聞くと、とっても気持ちが盛り上がるというか「よし、やってやるぞ」というアドレナリンがこれでもかというくらい、湧き上がってくるのです。

 

なので、会社勤めをしてからの試験ものを受験する際は、試験場、試験前にはずいぶんとこの曲を聴いてから試験に臨んだりしたものです。(>_<)

(興味を持たれた方は、ぜひとも「爆勝宣言」を聞いて見て欲しい)

 

ここからはプロレスに興味の無い方は我慢して聞いてくださいね。

 

当時、橋本真也、武藤敬二、蝶野正洋の「闘魂三銃士」が隆盛を極めていたんですが、

プロレスリングマスターこと天才武藤敬二がいち早く、日の目を見るようになり、その後

蝶野がG1CLIMAXの初代王者となり、ブレイク。

 

そんな中、爆殺シューターとして注目をされてはいたけれど、どこか不器用で波に乗れない

感の強かった橋本真也。

 

でも、なぜか哀愁というか悲壮感が橋本には漂っていたんです。

 

思い起こせば、トニーホームに連敗したり、ベイダーに負けたり、小川に負け続けて

一度は引退したり、よく負けていた印象が強い。

 

でも、なぜかそこには哀愁というか悲壮感が漂っていたんです。

 

それでいて、あのキック主体のファイトスタイルが「カッコいい!」

 

プロレスに何を求めるのかと言えば、もちろんお互いが繰り出す技の魅力や、駆け引き

だったり、その迫力や凄みだったりバリエーションは豊富である。

 

けれど、これをれっきとした勝負事とみるならば、そこに求めるものは

単純明快な「勧善懲悪」なのだ。

 

そういう意識でプロレスを観たとき、まさに「橋本真也」は正義のヒーロー。

立ちはだかる敵をあの蹴りと、フライングニールキック、DDTで撃破する様は

大人が忘れかけていた「戦隊ヒーローもの」と同じものを感じていたような気がする。

(男は昔から勧善懲悪が好きな生き物ですから。(-_-;))

 

今は昔とずいぶんと様変わりをしたプロレス界。

 

会場に足を運ぶ人は劇的に増えたけれど、どこか男臭い、哀愁漂う、大衆娯楽としての

一面が強かった昔のプロレス。(当時の会場は、食事もお酒も全然OKだったからね)

今は、クオリティはアップしたけれど、どこかスポーツライクっぽくなってしまったように

感じてしまう、すこっちさんなのです。

 

でも、時代の流れに姿、形を変えて進化して行けるのがプロレスなわけで。

そういう意味では、たくましいエンターテイメントとも言えるということかな。

やっぱ、プロレスって凄いわ。

 

型破りで豪快なファイトスタイルの橋本も晩年というか、亡くなる前の数年はその破天荒な

生き様がプライベートの方に出てしまって、ファンとしては、寂しさだけが募ることに

なってしまったのはとても残念でならない、、、。(-_-;)

 

でも、今のプロレスの立ち位置があるのは「闘魂三銃士」の存在があったからこそ。

そういう意味では、プロレスに興味のあるすべての人に7/11は合掌そして黙とうする

気持ちを心に抱いてほしいものです。

 

最後に橋本真也の名言で、締めたいと思います。

 

「破壊なくして 創造なし」

 

「悪しき古きが滅せねば 誕生もなし」

 

「時代を開く 勇者たれ!」