「宮城に住んでいて宮城のことを知らない。でも、これって恥ずかしいことだよね。」
これが、私の仙台歴史探訪会を始めるきっかけとなったテーマなわけなのですが、
40数年生きているというのに、まだまだ宮城県には「すこっちの知らない世界」が
たくさんあるということを痛感いたしました。
じゃあ、なぜ冒頭からそんな話から入ったのかと言いますと、昨日行ってきたんですよ。
仙台の青葉山にある「成田山仙台分院」に。
恥ずかしながら、どういうところなのかと言うのは最近知ったのです。
図書館から借りてきた本の中に、なんでも成田山仙台分院には日本で一番大きな
不動明王像があるんだとか。
「えー、なんと!仙台城にはいつも足を運んでいたというのに、そんなに近くに
そんなものがあるとは、、、、。」
これは行くしかない!というわけで、昨日のブログの通り、私午前中は例の「牛たん最強戦士」に舌鼓を打っていたわけですけど、迷うことなく午後から不動明王様に会いに行って来たのであります。
まずは、成田山仙台分院の位置ですが、亀岡八幡宮のさらに奥、ホントに急な坂道を登って、
登ってようやく到着するようなところなのです。(こりゃあ車でないとかなりきついかも)
そうして到着した成田山仙台分院。
本堂の左に目をやると、なにやら巨木のような妙なものが、、、。
説明文に目をやると、
「へえ~、ポッカチウスっていうんだ。」
植物化石ってことは、これがいずれ石炭とか石油とかになるということ
だったりするのかしら?いずれにしても、これは滅多にお目にかかれないよね~。
はい、こちらがそのポッカチウスなのです。(これ、ちなみに触れます)
↑なんとなく硬くて化石っぽい
そうして、われわれ取材班は、いよいよお目当ての巨大不動明王像が鎮座する
展望台へと足を進めたのです。
ぬうぉおおお~!! こ、これがその不動明王かいなー。
なんとも迫力満点、というか存在感ありまくりまクリスティではないか!
実を言うと、この像を見た瞬間、一歩後ずさりしてしまった、私。(-_-;)
(だって、怖かったんだもん。(>_<)
左の人差し指を立てているのは、「おい! そこのお前、ちょっとこっち来いや!」
とでも、言い出すつもりなのかしら?
高さ16.5メートル、重さ2.5トン 中国の名仏師が2年の歳月をかけて制作したもので
なんでも鋳造に当っては、国分家に伝わる大判小判数十枚も投入して造られたのだとか。
いやーそれにしても、感無量というか、これを拝めただけでも来たかいあったわ~。(^o^)
とっても気持ちも改まり、大変なご利益を頂けそうに思ったのは私だけでしょうか?
でも、不思議とこの不動明王様をずぅ~っと見ていたいような心持ちにもなりましたね。
ほかにも、弘法大師の像が手に持っているお椀みたいなのにお賽銭を投げ入れて
見事3ポイントシュートが決まると、幸福になれる!みたいなアトラクション(!?)が
あったり、大変突っ込みどころじゃなかった、見どころ満載の成田山仙台分院探訪でした。
本当はこの成田山の裏手に「仙台武家屋敷」というこれまた見どころ満載の施設が
あるのだそうですが、震災後は閉館してしまっているそうで、大変残念。
宮城県に住む皆さん、そして、県外の皆様!
仙台に着いたら、まずは仙台城へ。そして、その後は同じ青葉山にある
成田山に行って、不動明王様にお参りしませんか?
きっと、インスタ映え間違いなし!