資格という「今川義元の首」はいつ日の目をみるのか? | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

世の中に資格試験・検定試験というのは星の数ほどありますね。(^○^)

 

もちろん、趣味に関する検定試験(私のシングルモルト検定3級みたいなやつね)

は自己満足の世界なので、そんなに苦痛は感じないんだけど、

会社からの「あんた、これ受験して合格しなさいね!」的な業務命令と言う名の

圧力っぽい受験というのもサラリーマンにはつきものである。(-_-;)

 

会社によっては、その資格試験の結果をきちんと評価して、勤務評定の参考にしたり、

手当や報奨金を支給するようなところもあるが、そういう会社にお勤めの方は

大変恵まれていらっしゃると、思うのです。

 

私もそうした会社の「圧力受験」に従って、多くの受験をしてきた。

それには、資格や試験の難易度にもよるが、たいていプライベートの時間を削って、

受験勉強に多くの時間を費やすのが普通である。

 

これには、ある意味大変な矛盾を感じる時期がある。

他の人は普通に余暇を過ごしているのに、何で自分だけ?という思いが頭をよぎる。

だけど、「将来は自分のためになるのだから。」という子守唄を自分に聞かせて

自分の「ちゃぶ台返し」感をなだめて頑張るのが一般的なパターンだ。

 

いくら、「圧力受験」とはいえ受験勉強もエンジンが掛かってくればその気になるし、

不合格になれば、「チクショー(>_<)」と感じて、リベンジをしたり、もちろん合格をすれば

「やったー(^○^)!」という満足感は計り知れないものがある。

 

当然、その時だけは周りも「よくやったー!」とまさに桶狭間の戦いにおける

今川義元の首を獲ったぐらいのもてはやしぶりである。

 

が、問題はここからである。(-_-;)

 

日本人はとかく、熱しやすく冷めやすい国民性の民族なのは周知の事実であるが、

会社としての組織運営が脆弱であればあるほど、こうした資格試験の重要性と

いうのはどんどんと薄れていく。

 

私の場合、ひどいケースではこんなことがありました。

 

新規の仕事をするためには有資格者が必要だということで、何人かをピックアップし

何人も受験させたが撃沈。 精鋭を厳選して、受験させようやく合格者が出た!

(私も、その合格者のうちの一人だったりする)

 

ところが、である。

あとからこんなことを知らされる。

 

「ごめん、あとから調べてみたら、あれ資格者いなくとも良かったみたい。」

「みなさん、ご苦労さんでしたね。」

「でも、いいじゃんあの資格難易度高いんだからさ、立派な有資格者だよ!」

 

え~!? 何それ、ちょっと待ってよ、じゃあ何かい?

あたしゃあ、会社がその仕事をするのに必要だというから必死に勉強して

資格を取得したっていうのに、その資格は実は必要がなかったってこと?

 

な、なんじゃあ、そりゃー! 「ちゃぶ台」を3回ぐらいひっくり返したい気分だわぃ。(>_<)

じゃあ、私の獲った「今川義元の首」っていったいどーすんのよ、、、。(-_-;)

 

これは、 ごくまれな一例ですが、汗水たらした結晶の取得した資格が、のちのち

単なる紙切れとなり、苦々しい思いをしたという人、いませんか?

 

だいたい不思議に思うんだけど、危険物取扱者試験の乙四なんて、社会人となれば

多くの人が受験をしたことがあると思うのですけど、じゃあ果たしてこの資格を取得した方で、実際にお仕事に役立てている方ってどのくらいいるものなのかしら?

 

ドラゴンクエストに代表されるロールプレイングゲームにも多くの呪文が出てきますが、

ある一定の段階を迎えると、この「紙切れとなった資格」のように、過去の呪文の

ありがたみはどんどんと薄れていってしまう。

 

いつか、そんな「今川義元の首」は効力を発揮してくれるのでしょうか?(-_-;)