私がもっぱら、映画を観に足を運ぶのはそう、仙台の木町通りにあるフォーラム仙台。
そして、系列店のチネ・ラヴイータという小さな映画館。
えーMOVIXが近くにあるじゃないの?と思う方もいるかもしれない。
しかし、この小さな映画館のこじんまりとしたフィット感に慣れてしまうと、
もう大味なシネコンはむしろ敬遠してしまいたくなるのだ。
何より、この二つの映画館のいいところはこんなところ。
1.映画好きが集まるので皆さんのマナーが良い。
2.飲食は最低限。
3.通好みの玄人感あふれる作品が多い。
1.はどんなところかというと、映画が始まるまで、外で待っている時もだけど
私語が少ないのである。また、作品が終わっても最後のスタッフロールが終わるまで
席を立つ人がほとんどいないこと。
2.はこれは大事なことなのかもしれないと私は思うのですが、そこにはジャンボカップの
ポップコーンを頬張る輩は存在しない。(チネはそこそこ充実してますけど)
3.はもう、好みの問題かもしれないけれど、アクションものだけを追いかけている年代は
そろそろ卒業してもいいいかなという方にはマッチするかもしれないですね。
とにかく、最近仕事に忙殺されている私にとっては、良い映画を観て心のリフレッシュを
しなければ、なんかこう体だけではなく心が蝕まれていくようで、、、。(-_-;)
しかしである。昨今の皆さんは、とかく映画館に足を運ばない。(あくまで私の主観です)
「DVDを借りて観ればいいじゃん。」的な発想の人が多いというのもあるし、
今では「ネットで視聴したらいいじゃん。」なのかな。
でも、大事なことは作品をチョイスし、行く映画館を決め、上映時間を調べ、それに合わせて
電車や地下鉄の時間をチェックし、若しくは車の出発時間を決め、チケットを購入し、
上映を待つ。
どうです?映画が始まるまでにこれだけのルーティンをこなしているのです。
(つまり、頭(脳)と体をけっこう使っているわけなんですね)
ここからさらに、映画の予告編を観る、本作品を観る、映画が終わる、映画館を出る。
観た映画を思い起こしてのああだ、こうだと咀嚼(そしゃく)・反芻(はんすう)モード
そして、それをブログなどでの二次展開。
さらに、これが飲み会や知人との間でこの観たことで話題がリツイートされる。
これは、DVD鑑賞でもある程度は享受できるけれども、映画館で大勢の観衆と一緒に
鑑賞した映画から享受できるものとは雲泥の差がある。
いわば、白熱電球や蛍光灯、LED照明と太陽ほどの違いがあると、私は思う。
だから、映画館に足を運んでみましょう。(この際、劇場の大小はいいでしょう)
閉塞・停滞感満載の日常をほんの一時でも変えてくれる「非日常」がそこにはあります。
それを享受することで、また明日お仕事が頑張れそうな気がする、のです。(^○^)
あーそうそう、見たい映画に迷ったら論評などは参考程度にして、
最後は自分の信念に従いましょう。(そうでないと、駄作だったときに後で後悔します)