ビル・ゲイツ率いるマイクロソフトが開発したOS Windows95の爆発的な普及により
今まで一部の「パソコン村」の住人しか主に使っていなかったパソコンが全世界を席巻し、
あっという間にそれこそ老若男女を問わず、パソコンを使うようになった。
あれから20年。マイクロソフトのやったことは、今でも世界標準として資本主義経済の
ベースとして機能はしているけれども、もう一人の天才「スティーヴ・ジョブズ」がさらに
アイフォンに代表される、より人々が使い易い、親しみやすさに着眼し、生み出した
ムーブメントはこのネット業界をさらに発展させたと言ってもいいだろう。
しかし、である。
確かに便利な世の中になりました。スマホで検索すれば、駅の時刻表も地図も、
天気予報も、なんでも知ることもする事もが出来るというのは昔から比べれば夢のよう。
だけど、その便利さと引き換えに私たちは何かを置き忘れて来てはいないだろうか?
最近、過労死に関する話題が世間を賑わせているけれども、
そもそも、いつからだろう?ビジネスマンと呼ばれる人たちが、対面というよりも
対パソコンで1日中、仕事をするようになったのは?
今では、お医者さんも問診や聴診器を当てる行為よりも、
症状なんかをパソコンに打ち込むことに忙しいお医者さんもいたりする。
(こういう医者には診てもらいたい気は薄れますね。)
パソコンが普及し、より庶民に利用されるようになったことはいいことだけど、
仕事という領域にこのパソコンがどんどん足を踏み入れることで、
私たちの逃げ場と言うのか、「もうこのくらいでいいじゃんか。」という
仕事の割り切りというか区切りというのを付けづらくなっている気がする。
(だからと言って、今さら20年前には戻れないですけどね、、、。(-_-;)
「便利さが不便さを駆逐する。」
「パソコンを使えるやつが使えないやつを駆逐する。」
そんな世の中になりつつありますが、これも見方を変えれば
「常に不便さを同居させている人の方が、良い感性を発揮できる。」
と私は思うのであります。!(^^)!
あ~あ、ワープロしかなかった頃が懐かしい~。(-_-;)