築城の名手清正vs高虎さて、その軍配は? | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

昨今のお城ブーム!今やフツーの人でも、お城が明確に嫌いと断言する

人ってまず、いないと思う。

 

そのお城の築城の名手と言えば、真っ先に名前が挙がるのが、

「加藤清正」と「藤堂高虎」の二人。(もう一人は武田家に仕えた馬場信春なんだけどね)

 

加藤清正と言えば、「虎退治」が有名だけど、「藤堂高虎」に「虎」の字が入っているのも

何かのご縁なのでしょうか?(朝鮮出兵の際の虎退治は実際は鉄砲で撃ったみたいです。)

 

加藤清正が建てたお城と言えば、熊本城や名古屋城などなど

 

藤堂高虎が建てたお城は結構多い、

和歌山、大洲宇和島、膳所、伏見、江戸城、今治、篠山、丹波亀山、津、伊賀上野、粉河、駿府、大阪、二条城

 

そんでもって、この二人のお城の特徴と言えば、分かりやすく言うとこういうこと。

 

「城は堅牢で、そうそう落ちないよ!ただし、高価で使いこなせるかな?」BY清正

 

「城の防御は高石垣と水掘りでカバー、お手頃価格で誰にでも使いやすい。」BT高虎

 

つまり、清正のお城って、これでもかっていうぐらい鉄壁の防御態勢なんだけど、

当然それだけデッドスペースも増えるし、お金も掛かる。

しかも、それを完璧に使いこなせるのはひょっとして彼だけだったのかも?

(アムロとガンダムの関係みたいなものかな?)

 

その点、高虎のお城は「関ヶ原の戦い」が終わって平和時代になってからの築城が

多かったというのと、派手好きの秀吉の家臣だった清正とは違い、質素な家康の

家臣だったということもあり、まさに実用的。

 

出来るだけ魅せるよりも、コストダウンを心掛けながら、防御の弱さを高石垣と水掘りで

カバーした。しかも、機能性に優れて使いやすい城だったと言われています。

(う~ん、今どきの合理主義にマッチしていたんですかね~。)

 

まあ、私自身二人の城を比べて観たことが無いので勝敗はつけられませんが、、、。(-_-;)

 

やっぱり、仕えた武将の影響力って大きいかもしれませんね。

 

ちなみに、仙台城の北面石垣は加藤清正が得意とした弓の形をした石垣なので、

これを名前にちなんで、「清正流三日月石垣」とも呼ぶそうです。

 

ってことは、仙台城は清正チックなお城なのかな?

 

仙台の人は、「清」くて「正」しい人ばっかりですから。!(^^)!