現在の仙台城跡のシンボルと言えば、メディアへの露出度も№1の
「伊達政宗の騎馬像」ではないでしょうか。
この騎馬像、昭和10年に建造されたのだけど、金属回収令(鉄や金属は
お上の命令でお寺の鐘や台所の鍋・釡まで徴収するという法律)で
昭和19年に「出陣」と言う名で強制的に収用されてしまう。
このまま溶かされて、その後「あ~政宗様はお国の役に立ったんだ。」
と民衆に思われたかどうかは分からないが、そのままフェードアウトして
終わりのはずだった。
その後、昭和20年に戦争が終わり、塩釜市内の鉄くず置き場になぜか、
この騎馬像の上半身だけが溶かされずに残っているのを郷土歴史家の
石川謙吾さんが発見したのです。
ここから泣かせるのが、彼はなんと私財を投じて(当時¥1,700+運賃¥300)買い取る
という行動に出る。(戦争で皆さん食べていくのがやっとの時代にね。)
そうして、青葉神社に奉納→仙台市に寄贈され、今は仙台市市博物館の庭に
展示されているのです。(入場料は掛からないのでぜひ見てみてください。)
その後、作者の小室達(とおる)氏の型が見つかって昭和39年10月9日に
2代目騎馬像の除幕式を迎え、今日に至ってるわけです。
ちなみに、騎馬像の値段は初代が42,500円 2代目は1,750万円。
この政宗騎馬像、実は宮城県に3体ある。
1体が仙台城、2体目がそう、上半身だけだけど仙台市博物館ね。
そして3体目が実は、意外なところに、、、。(ヒントは竹駒神社)
3体目は観る価値あり!めったに見れないのと、色が〇〇色なんです。!(^^)!
(岩出山の有備館駅前のやつはまた別です。)