ガイド活動をするようになって、単純に歴史についてインプットしたことを
人に話して聞かせる。そういうものだと漠然と思っていた。
ただ、ただ一生懸命であった日々。
だけど、それだけではなかなか相手にうまく伝わらないということが分かってきた。
何より、自分がどうと言うよりも聞いてくれるお客様にどうやったら、より伝わるのか?
どうやったらより満足して帰って頂けるのか?
そんな試行錯誤の末、すこっちがたどり着いたのがズバリ、「心理学」。
これを学ぶことで、ずいぶんと勉強になります。しかも、
実はこれが、普段の生活や会社でもけっこう役に立つのです。
というわけで、大学教授でも心理カウンセラーでもない私すこっちが
皆さんにもためになる「心理学」ネタを披露して行きたいと思います。
まずは、皆さんにもこんな経験ありませんか?
・飲み会の1次会ではめっちゃ盛り上がって楽しかったのに、
そのあとの2次会、3次会ではグダグダになってしまい、
振り返ってみると、なんかイマイチだった。
そう、去り際の印象というのは、実はかなり記憶に残りやすい。
では、どういうタイミングで辞去(じゃあ、またね)すればいいかと言うと、
相手と別れる時のタイミングは、「会話が一番盛り上がったところ」が
目安となるのです。
会話が盛り上がっているところで、「そろそろおいとま致します」と
あなたが言えば、どうなるか。
きっと、相手は物足りなさを感じるでしょう。
それは相手にあなたともっとお話をしたいという気持ちが芽生えたから。
そこで、あなたが「今度、また来月ゆっくり会ってお話をしましょうね!」
と言えば、相手は当然のようにOKしてくれるはずです。
これを心理学では心理学者の名をとって「ゼイガルニク効果」と呼びます。
(ググってみてね!)
相手の顔に、「もっと話が聞きた~い!」という残念そうな表情が浮かぶくらいの
方が、いい印象を残せる場合が多いというわけなんです。
ドラマとかでも、一番いいところで終わるでしょ。そんでもって、次回予告篇を
いやらし~い感じで切り取って見せるじゃないですか。
あれって、そう「ゼイガルニク効果」なのです。
会話も「腹八分目」と言う言葉と一緒なのかもね。
ちなみに、すこっちのガイド説明も「ゼイガルニク効果」を
意識するようにしています。!(^^)!