仙台駅の開業は明治20年12月25日の事。
もともと「日本鉄道会社」(JRの前身だね)が仙台駅を
宮城野原の北端榴ヶ岡下に設置すると発表した。
発表したら普通はそれでもう決まりのはず、なのだが。
時の県知事が猛烈に反対し、現在の仙台駅論を主張。
なぜかと言うと、それには立派な理由があった。
それまで伊達政宗が仙台を開府以来、仙台城周辺は
確実に発展を遂げてきて、東北の一大拠点都市だった。
なのに、肝心の駅が市街地を通らないということは、
貨物輸送に不便が生じるし、何より客は先の岩切か
長町で降りて泊まる。
結果、今だったら東北一の歓楽街と言われる国分町に
人が来なくなる。
会社側は急な変更に伴う工事費負担増額分の半分の
負担を要求。
あろうことか知事は東京の銀行から借りて会社に支払ってしまった。
ところが、そうスムーズにことは進まない。
東京にある旧仙台藩士の会「仙台議会」がこれに猛烈に反対!
なんと会社は圧力に負けて、もらったお金を返済してしまう。
しかし、ここで市民の寄付を集めて再度支払いを済ませる。
ここで、あらためて仙台駅が現在の地に決定をみることとなった。
まあ、そのせいで駅東口の発展がずいぶんと遅れたいう
意見もあったようですが、今の(特に今年)仙台駅周辺の
繁栄を考えますとこれで正解だったような、、、。!(^^)!
そのおかげで観光客の方が仙台城にも
足を運んでもらえるわけですから。
ちなみに、国際センター駅の2Fのカフェのコーヒーはうまい!