仙台城の唯一の再建された建物として大手門脇櫓があります。
これは昭和42年に再建されたものですが、「脇櫓」っていうくらいだから
そのとなりには立派な「大手門」がありました。(写真参照)
昭和6年には国宝にも指定された立派なものだったのですが、
昭和20年7月10日未明の仙台空襲で燃えてしまいました。
昭和42年の脇櫓再建の話が持ち上がった時には、もともと大手門とセットで
再建する話だったのです。(昭和39年の東京オリンピックに間に合わせるはずでした)
ところが思うように寄付が集まらず、先行して建てていた脇櫓だけが出来上がったのです。
当時の仙台市というか仙台市民にもう少し、歴史や郷土に対する関心というか
思い入れがあったら、ひょっとして出来ていたのかなあ~。(-_-;)