「だてメガネ」、「だてに年喰ってないね」なあんて時に使うこの「だて」
という言葉。これは伊達政宗のあるパフォーマンスが語源だという俗説がある。
それは天正20年3月のこと、日の本(日本国のことね)ではもはや敵のいなくなった
豊臣秀吉はたぶん、自分がフリーザにでもなった気分だったんでしょう。
お隣の明(中国)への侵略を企てる。その時、まあその明の属国だった朝鮮に
道案内をしろ!と言ったんだけど、相手にされなかったんでこれまた激怒して
秀吉は「朝鮮出兵」というデスボールを喰らわせようとしたわけです。
その時、京の都で天皇の前で馬揃え(今で言う軍事パレード)を行った。
1番隊が前田軍、2番隊が德川軍、そして3番隊が伊達軍。
その伊達軍のいでたちが京の民衆の度肝を抜いた。
陣笠はピカピカの金色で、長さは3尺(約1m)。
刀のさやは船を漕ぐ櫂(かい)のように末広がりで、金色や朱色に塗られた
ド派手な色。
馬も豹の皮や虎の皮、孔雀の羽で豪華絢爛に飾り立てた。
人々はきらびやかな伊達軍の姿に大喜び!
歓声が大きすぎて、話し声が聞き取れないぐらいだったと言われています。
派手でシャレている=伊達という俗説はこの出来事がもとになっている。
でも、この「伊達」という言葉。
語源としては、「人目に際立たせる」→立てる→伊達となったという説が有力なのだ
そうです。
これは私の勝手な見解ですが、この馬揃えのシーンを再現して、
豪華絢爛な姿の伊達軍が行進する姿を、仙台のお祭りでやったら
盛り上がると思うんだけどなあ、、、。