サウンド・パズル sound puzzle;December snow -12ページ目

サウンド・パズル sound puzzle;December snow

私が活動するプログレッシブ・ロックバンドscope(スコープ)の紹介や、すばらしい各国の音楽(演奏者側の観点からも)アート・映画等を気軽に書込みできるブログで紹介します。

japanese progressive rock band S C O P E 寺沢裕久 terasawa hirohisa

 ジャポニズム

久々に曲を書いた。
私が活動するSCOPEとしての音楽性とは、ほど遠いが、個人として自由に表現できた。私が思うきめられた音楽をつくることも避けたかった。構成、メロディも美しければ美しいほど、人工的に聴こえることがある。うまく表現できないが、きめられた・人工的な音楽にはしたくなかった。イーノがいうアンビエントでもなく。音の主題として、『ジャポニスム』日本的な音を全面に出したかった。
日本的な音・・・・・・・・

断愚流通信サイトで試聴できます。 断愚流通信http://synzembi.net/
※アルバムとしては、考えてはいません。

補足として・・・・・・・・・・・・・・・
前回のアルバムは、日本よりもイタリアのほうが好意的だった。本国では、予想通り、タイトル『資本主義の風景』からもわかる様に音楽をこえた意見メールが多かった。私個人としては、時期ALBUMは、日本の美しい文化を表現する(海外を視野におく)作品を考えていたが、なかなか制作にはいたらない難しい問題があった。最近、ふとしたきっかけから、ゴルバチョフの講演に足を運んだ。冷戦後のアメリカが勧めるグローバル化の矛盾をゴルバチョフは説いていた。人間の愚かさ(過ちをくりかえす)を表現するための曲を書くきっかけができた、戦没60年・沖縄戦のドキュメンタリー番組を観ても同じ気持ちにかられ、書きためていた資料から具体的に音にした。
頭でっかちになる程の構想はあっても、制作するきっかけは、単純なものである。
結果として、日本の文化を表現するアルバムは制作できないままだが、今を表現できた。
AREA VARIAZIONI PER PIANOFORTE


前回のソロアルバムのでき上がりがよかっただけに期待せずにはいられないアルバム。
今回の新譜は、全曲AREAの楽曲によるカヴァー集である。何故いま、areaなのか?どの様な、考えのもとパトリツィオ・ファリセッリは、アレンジはあるものの再録したのか?ん~悩む問題!!
ファンの声。スタンダードとして。単に商業目的。私としての答えは、パトリツィオ・ファリセッリとしての出発点にもどる意図があるのではと思う。DVDも抱き合わせでついているので、演奏風景や本人の真剣度が伺える。昨年のオザンナのDVDでも、2曲ファリセッリの蜘蛛の様な手さばきをみることが出来たが、今回は、奇跡の映像!!イタリア郊外での演奏最高です。日本でいう京都の民家・お寺で演奏するって感じでしょうね。私なら演奏する場所で、もろに音に出るでしょうね!!SCOPEの音楽も日本の土着度が見え隠れする演奏も取り入れたいような~
パトリツィオ・ファリセッリも地中海音楽がかなりの重要な位置をしめているのも映像でよくわかります。デメトリオ・ストラトスが生きていれば・・・なんて考えるのはやめて今を楽しめるアルバム!!
5月15日、大阪フェスティバルホールでカエターノ・ベローゾ(Caetano Veloso)のコンサートがありました。
神の声!!最高でした。途中弾き語りでは、頭からコードを忘れていまうハプニングもあり、別の意味でたのしめたり、映画トーク・トウ・ハーをおもいだしたり、声は最高の表現楽器であることを再確認できたコンサートでした。
大阪以外のコンサートでは、別のセットリストになるんでしょうね~観にいきた~い!!
パンフがなかったのが残念(涙) 

以下がセットリスト(大阪公演)
1. Minha Voz,Minha Vida
2. メドレーDiana
3. So in Love
4. Come As You Are
5. Manhattan
6. Manhata
7. Diferentemente
8. Adeus Batucada
9. Brasil pandeiro
10, O Leaozinho
11, Coracao Vagabundo
12. Trilhos Urbanos
13. Haiti
14. Desde Que O Samba E samba
15. Luz do Sol
16. Sampa
17. Cucurucuru Paloma
18. Love for Sale
19. Cry Me a river
20. Detached
21. O Estrangeiro
~アンコール~
22. Love Me Tender
23. Manha de Carnaval
24. Queixa
25. Terra

チョコ



踊るサティロスを出るとチョコのにおいが・・・・チョコレートで作ったフィアット。 イタリアが誇る自動車フィアットのボディにはホワイトチョコレート。 ステージはミルクチョコレートを敷き詰めています。

鑑賞型イベント館ではあるのですが、チョコは参加型にしたらもっとインパクトを与えたような・・
参加型そう!!食べることが出来れば、もっと楽しかったのに・・・・

踊る

                
イタリアナショナルデーがエキスポドームにて4月28日に、開催されました。
エキスポドームからイタリア館まで、イタリア国家憲兵音楽隊と行進パレードに参加後、踊るサティロスの前で記念写真を納めることができました。イタリア館長と食事後イタリアのすばらしさを再確認し
何度観てもあきないサティロスを再度ながめながらバティアートのCDをいただきました。
聴き取りにくい部分もあるのですが、日本語の歌詞は以下の通りです。

静かに~時を刻み苦しむ~○○
ふるき○○をたどって・・こころのままに、この悲しみを乗り越えて

次回は仕事など忘れてゆっくり各館を見学したいものです。
イタリア館のスタッフは、メキシコ館を絶賛していましたよ~


踊るサテュロス



イタリア館の招待で、昨日愛知万博へいってきました。
当然イタリア館の目玉である踊るサテュロスは最高!
光の演出・音の演出がより作品に幻想的なイメージを高めさせていました。
2000年まえの作品がいまの演出で甦るのもまた格別ではないでしょうか!
当然踊るサテュロスもイタリアに帰れば、演出など意味がなく作品そのものの力のみ、部屋にポツン!!と展示されるんでしょうが・・
音楽はFRANCO BATTIATO
4月28日のイタリアディでは式典パティの出席もあるので、特別な情報があれば紹介しますね~
踊るサテュロスと BATTIATO音楽の再会が楽しみ!!
マンモスと(笑)

イタリア館の紹介
 http://www.expo2005.or.jp/jp/C0/C3/C3.12/C3.12.3/index.html
scopeのライナーを書いていただいている評論家の岡崎凛が紹介する、スロバキア・ジャズ♪東欧からの贈り物。
blues、jazz、popなどの分野で幅広い活躍をしてきたPeter Lipaとそのグループの演奏が紹介されています。
文化に根付いた良質な音楽を是非一度聴いてみてください。
2005年4月には、New York公演が予定されているらしいです。

ユミーンの曲が、新曲でもないのに一曲270円でダウンロード。
Slovakiaの音楽が、無料で体験できる、こちらの方が断然ネットのすばらしいとこでしょう!!
http://synzembi.net/dangle/f-new.html
アートの広がり

尊敬するアーティストが、

なぜこの写真を使用したのか?
なぜ、この思想なのか?
なぜ、この映画に感動したのか?
なぜこの人に恋をしたのか?

私は、数珠つなぎの様に、アートを広げた。
今となれば、PFM、デビッド・シルヴィアン、ロバート・フィリップ、キース・ジャレット、エクトル・ザズー、藤原新也、森山大道、タルコフスキー、アルチュール・ランボー等々すべて『なぜ』からだ!!
友人に勧められるのもいい、ジャケット買いもいい、しかし、一人のアーティストに恋をし、深く知る事は、すべてが見えてくる最大の手助けになるのではないだろうか・・・アートに限らずとも。
20年程まえロバート・フィリップがグルジェフに影響を受けたというグルジェフつながりからP・D・ウスペンスキーや関係本を読みあさった経験もある。思想家であるグルジェフからも、いろいろ勉強できるのである。※いいとも、のつながりでは、決して違うんですが。

今失われているものが、世の中には多いので、参考になればと思いグルジェフを紹介しておきます。
(おそらく、私のサイトを読んでいただいている方は、ご存知でしょう)
 
アルメニアのアレキサンドロポル生まれの神秘思想家。
ゲオルギー・イワノヴィッチ・グルジェフ(1877~1949)

よく紹介されている内容として、グルジェフは、通常の人間は牢獄にいるようなもので、自由はなく、さまざまな規則にがんじからめになった自由意志を持たない『機械』であると言っています。グルジェフは、自分が望んでいるように行動・思考・感情を抱いたりしているのではなく、すべて起こるにまかせているに過ぎないとも言っています。最初はなかなか理解できないので、映画から入るのがお勧め!!

彼の思想は、P・D・ウスペンスキー(弟子)、J・G・ベネット(弟子)、ジャンヌ・ド・ザルツマン(弟子)、ロバート・フィリップ(音楽家)、キース・ジャレット(音楽家)、デビット・シルビアン(音楽家)、ジュージア・オキーフ(画家)、フランク・ロイド(建築家)、キャサリン・マンスフィールド(作家)、ピーター・バラカン(評論家)らに影響を与える。





スコープのオフィシャルをリニューアルしました。
オフイシャルのメンバー紹介に写る田中氏の写真バックの
キーボードは・・・・・・・?なんと・・プレモリ所有のキーボード。
まだまだ何かが、あるかも?

理恵子さん、また海外用の英訳おねがいね~

SCOPEのホームページhttp://www.hibiki-web.co.jp/scope/
トリビュート録音のエピソードなども、載せていく予定です。