久々に曲を書いた。
私が活動するSCOPEとしての音楽性とは、ほど遠いが、個人として自由に表現できた。私が思うきめられた音楽をつくることも避けたかった。構成、メロディも美しければ美しいほど、人工的に聴こえることがある。うまく表現できないが、きめられた・人工的な音楽にはしたくなかった。イーノがいうアンビエントでもなく。音の主題として、『ジャポニスム』日本的な音を全面に出したかった。
日本的な音・・・・・・・・
断愚流通信サイトで試聴できます。 断愚流通信http://synzembi.net/
※アルバムとしては、考えてはいません。
補足として・・・・・・・・・・・・・・・
前回のアルバムは、日本よりもイタリアのほうが好意的だった。本国では、予想通り、タイトル『資本主義の風景』からもわかる様に音楽をこえた意見メールが多かった。私個人としては、時期ALBUMは、日本の美しい文化を表現する(海外を視野におく)作品を考えていたが、なかなか制作にはいたらない難しい問題があった。最近、ふとしたきっかけから、ゴルバチョフの講演に足を運んだ。冷戦後のアメリカが勧めるグローバル化の矛盾をゴルバチョフは説いていた。人間の愚かさ(過ちをくりかえす)を表現するための曲を書くきっかけができた、戦没60年・沖縄戦のドキュメンタリー番組を観ても同じ気持ちにかられ、書きためていた資料から具体的に音にした。
頭でっかちになる程の構想はあっても、制作するきっかけは、単純なものである。
結果として、日本の文化を表現するアルバムは制作できないままだが、今を表現できた。