新譜「ケイオス・アンド・クリエイション・イン・ザ・バック・ヤード」聴いて昨年、イギリスでたまたま目撃したポールを思い出した。 イタリアから日本に帰る途中の出来事だが、イタリアの飛行機会社がストとなり、イギリス経由で帰路に向かう中、空港内でポールが赤ちゃんを抱き、真っ赤なスーツの婦人が幸せそうに寄り添っていた。 余談だが、以外にまわりは気がつかないもので、私が驚きのあまり『ポール!!』とさけぶと、ウインクを返してくれたのを思い出す。あとは、ハローグットバイの合唱となったが・・・本当に充実した生活を送っているように見えた。そう充実した家庭的なアルバムである。ほとんど一人で演奏しているらしい。時期的にも ツアーなどの爆音からはなれたアルバムにしたかったにちがいない。(ツアーメンバーでも録音しているらしいが)バンド・オン・ザ・ランを期待しては困るのだが、私にとっては期待通りのアルバム。しかし、いつも思うことだが、問題は曲順である。Too Much RainからThis Never Happened BeforeそしてJenny Wrenと続くのは、どうだろう?