話題はデザインから一転するが、終戦60年 広島・長崎の原爆に関するテレビ放送がながれる。
数々の戦争レクイエムがあるが、Kペンデレッキ『広島の犠牲者に捧げる哀歌』が頭からはなれない。
おそろしいまでに攻撃的な前衛音楽である。このスコアの中には、平和な音は一つもない。広島の恐怖を音響化することのみに集中する。
戦争の恐ろしさを8分で表現する。
和音もリズムも存在しない。
※ペドロ・アルモドバル監督のトーク・トウ・ハーの中で
ジェラルディン・チャップリンが『広島の犠牲者に捧げる哀歌』について話している。