大学院読書記録 -29ページ目

坂の上の雲(1)

明治の時代の3人の男たち。それぞれの人間性が少しずつ明らかになり、これからどのようにそれぞれの功績をあげていくのかが楽しみである。
3人の生きた明治の時代背景も非常に興味深い。

坂の上の雲〈1〉 (文春文庫)/司馬 遼太郎
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日本でいちばん大切にしたい会社

会社経営とは、「5人に対する使命と責任」を果たすための活動

1、社員とその家族
2、下請け企業の社員とその家族
3、顧客
4、地域社会
5、結果としての株主
幸福とは、人に愛されること、人に褒められること、人の役に立つこと、人から必要とされること

会社経営がうまくいかない理由は主に内部的な問題にあり、景気や立地はそもそも問題でないと著者。
業種によって外的要因があまりにも大きく影響することもあるように思った。

全体として、会社は社会のためにあるというメッセージが5つの素晴らしい企業の例を通して伝わった。

日本でいちばん大切にしたい会社/坂本 光司
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フードバンクという挑戦  貧困と飽食のあいだで

フードバンクのアメリカと日本における今を描いている。
アメリカにおいてこれほどまでにフードバンクが進んでいるとは知らなかった。
国際開発の本を何冊か読んだが、日本やアメリカなどの先進国においても貧困は常に存在するということを痛感させられるとともに、フードバンクという一つの画期的な「仕組み」が、税法整備などのインフラに問題のある日本においてまだその強み発揮できていないという事実に疑問を感じずにはいられなかった。

フードバンクという挑戦  貧困と飽食のあいだで/大原 悦子
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