さて、『宇宙のステルヴィア』というアニメを紹介しましょう。
私がこのアニメを見るきっかけになったのは先日のNHK新世紀アニソンスペシャル3完全版です。この番組でangelaさんが『明日へのbrilliant road』という曲を歌っていました。私はこの曲に魅せられてしまったのです。そして、その曲のテロップには“宇宙のステルヴィア”OPテーマと書かれていました。この“宇宙”という言葉に私の中の何かが反応してしまいました。
私が最初に心に抱いた職業があります。当時、私は周囲にこう話していたそうです。「宇宙に行って青い地球を見てみたい。」 そう、その職業は宇宙飛行士です。
今は文系に進んでしまったので、私にとって宇宙飛行士になるのはかなり厳しいでしょう。このアニメはそんな私に昔の記憶を思い出させたのです。
ざっとストーリーを紹介します。
「西暦2167年、地球は20光年先にあるみずへび座ベータ星(ハイドラスベータ)の超新星爆発によって引き起こされた強力な電磁パルスと放射線によって壊滅的な打撃を受けた。だが、人類はそこから見違えるほどの復興を遂げる。そして、人類はそれから189年後に訪れると分かっていた第2の災厄、すなわち爆発した星のかけらが衝撃波となって降り注ぐ“セカンドウェーブ”に向けて準備を開始する。
人類は自らの生存圏を保護するため、巨大な宇宙基地“ファウンデーション”を地球、火星、金星、木星、土星の五大居住空間に建造。その各基地から発する大型バリアで各惑星を覆い、衝撃波から守ろうとしていた。
そして、西暦2356年。遂に衝撃波“セカンドウェーブ”が太陽系に到達しようとしていた年。地球圏を守る第2ファウンデーション、「ステルヴィア」。その「ステルヴィア」にある宇宙学園に入学する少女がいた。
片瀬志麻、15歳。宇宙を飛ぶことに憧れ、宇宙学園にやってきた。彼女はそこでかけがえのない友人と出会いながら成長していく。勉強や宇宙船の操縦実習を通して、徐々に宇宙船パイロットとしての才能を開花させていく彼女。そして訪れる“セカンドウェーブ”。さらに惑星圏同士の駆け引きに巻き込まれていく「ステルヴィア」。宇宙という無限の空間を舞台に、壮大なストーリーの幕が上がる!!!」
このアニメの主人公は上にも書いたとおり、片瀬志麻という少女です。そして彼女の入学するのはなんと宇宙にある学校。この物語では既に人間が当たり前に宇宙に行けるようになっているのです。この時点で面白そうだと思いませんか?
宇宙空間上の「ステルヴィア」と地球は定期的に宇宙船で結ばれています。さらにステルヴィアには巨大な居住空間はもちろん、ショッピングモールなどの娯楽施設まで作られています。内部も重力で制御されているので、なんら地球と変わらずに生活が出来ます。唯一地球と違うのは“宇宙空間にある”ということだけ。まさに王道のSF設定です。ここまでは普通にありそうなストーリーですよね。
しかし、このアニメではその宇宙基地内に学校が併設されているのです。ここが普通のSFとちょっと違うところです。ここでは私と同じ高校生くらいの年齢の子供たちが学業に励んでいます。SFストーリーに学園モノのストーリーもくっつけた、これが『宇宙のステルヴィア』の魅力なのです。
事実、ここの学生たちは地上での体育のような感じで宇宙船の操縦実習を行います。普通に宇宙服を着て宇宙空間に散歩に出たりもします。このSF的な非日常と日常のギャップがとても面白いんです。
そして、このアニメでは主人公たちも等身大の人物として描かれています。彼女たちは一人一人が悩みながら成長していきます。皆でばか騒ぎをしたり、喧嘩したり、恋をしたり。それらは私たちにも共通することです。私自身、なるほどと思うことがたくさんありました。
この物語の舞台は西暦2356年。今年2010年からなんと346年後です。この頃には人類は普通に宇宙に行ける時代が来ているのでしょうか?そして地球はどうなっているのでしょうか?そんなことに思いを馳せながら見た作品でした。




