こんにちは Minori です。
proprio
プロープリオ
という単語をご存知ですか?
初級の段階から出てくるし、
イタリア人もよく使うしで、
馴染みのある単語の
一つだと思いますが、
それだけに使い方を
きちんと整理せず、
そういえばなんとなく
適当に使ってるなあという
単語の一つだと思います。
というわけで、
いつものように
YouTube動画を
見まくって整理した
proprio の使い方を
共有させていただけたら
と思います。
proprio には、
形容詞 の用法と
副詞 の用法がありますが、
さらに 名詞 としても
使えるって知ってました?
知らなかったぁ。
この proprio 、
私も結構使うんですが、
私が使っている
proprio は副詞ですね。
例えば…。
Proprio così!
まさにその通り!
Sono arrivata
proprio ora.
たった今着いたとこ。
È proprio buono!
めっちゃ美味しい!
proprio の使い方って
言ったら、これしか
思い浮かばないが。
形容詞の用法ねえ。
というわけで、
今回は proprio の
形容詞の用法から。
こういうことです。
il suo lavoro
彼 [彼女] の仕事
II
il proprio lavoro
la sua macchina
彼 [彼女] の車
II
la propria macchina
i suoi libri
彼 [彼女] の本(複数冊)
II
i propri libri
le sue parole
彼 [彼女] の言葉
II
le proprie parole
il loro lavoro
彼ら [彼女ら] の仕事
II
il proprio lavoro
la loro macchina
彼ら [彼女ら] の車
II
la propria macchina
i loro libri
彼ら [彼女ら] の本
II
i propri libri
le loro parole
彼ら [彼女ら] の言葉
II
le proprie parole
ポイントは
所有形容詞3人称
と同じってこと。
文で見ていきましょう。
Francesca guida
la sua macchina.
フランチェスカは
彼女の車を運転する。
Luca è stanco
del suo lavoro.
ルカは彼の仕事に
飽き飽きしている
これを…。
Francesca guida
la propria macchina.
フランチェスカは
自分の車を運転する。
Luca è stanco
del proprio lavoro.
ルカは自分の仕事に
飽き飽きしている。
と言っても同じことだ
って話です。
どっち使ってもいい
ってことだけど…。
あえて proprio を
使うことには、
なにか意味はないの?
あるある。
proprio は曖昧さを
避けるために使われるよ。
例えば…。
Giulia ha parlato
con Carlo
del suo lavoro.
ジュリアはカルロと
彼[彼女の]仕事
について話した。
il suo lavoro だと
彼女 Giulia の仕事
ともとれるし、
彼 Carlo の仕事
ともとれる。
つまり、これでは
二人は Giulia の仕事
について話したのか、
Carlo の仕事 について
話したのか曖昧だ。
だね。
proprio を使うと
proprio で修飾した
「もの」の 所有者は
主語だと自動的に
判断される。
さっきの文の
suo を proprio で
言い換えてみると…。
Giulia ha parlato
con Carlo
del proprio lavoro.
こうなる。
この文の主語は
Giulia だよね。
proprio 使うと自動的に
主語 = lavoro の所有者
と判断されるから、
del proprio laoro
は、
del lavoro di Giulia
と認識される。
このことによって、
二人は Giulia の仕事
について話した
ということがはっきりする。
もう一つ例を
見ていこう。
Paolo ha letto
il suo libro a Giulio.
パオロは彼の本を
ジュリオに
読み聞かせた。
これも パオロの本か
ジュリオの本か
100%明確じゃない。
そんなときは
この proprio を使って
Paolo ha letto
il proprio libro
a Giulio.
と言えば、libro の
所有者は主語の Paolo
だと判断されるから、
パオロはパオロの本を
ジュリオに読み聞かせた
とはっきりする。
逆に言うと、主語の
所有物じゃないものに
proprio は使えない
ってことだ。
というと?
例えばさ、
マルコは 彼女の
車を運転する。
という場合に
彼女の だから
la sua macchina
だから proprio
使えるじゃんって思って…。
Marco guida
la propria macchina.
って言ったら
どうなると思う?
その車は
主語 Marco の車って
ことになっちゃうね。
その通り。
文の主語と proprio が
修飾する「もの」の
所有者が同じ 場合にのみ
proprio で言い換えられる
ってことだけ注意してね。
はぁい!
でも…。
ここで、一つ疑問が
湧いてきた。
3人称の所有形容詞の
代わりに proprio を
使ってもいいって話
なんだけどさあ、
ってことは1人称と2人称の
所有形容詞の代わりには
使えないってこと?
つまり、こういうこと。
Guido la mia macchina.
私は私の車を運転する。
これを…。
Guido la propria macchina.
私は自分の車を運転する。
というのはできないって
ことでしょう?
でも、言いたい時も
あるよねえ。例えば…。
おおぜいで一緒に
海に行くことになり…。
何台かの車で行くことに。
で、一人がこう言った。
あんた誰の車を
運転したい?
僕は 自分の車 を
運転したいっ!
人の車は絶対に
運転したくない!
って言いたい時、
Voglio guidare
la propria macchina!
って言えないの?
うん、言わない。
そこは
Voglio guidare la mia!
って言うよね。
でも使うこともあるよ。
1人称や2人称の
代わりに使う場合は
強調するため
に使われる。
L'ho visto
con i propri miei occhi.
私は自分自身の目
でそれを見た。
L'ho ucciso
con le proprie mie mani.
私は 自らの手 で
彼を殺した。
なるほど、なるほど。
proprio の形容詞の用法
いかがでしたでしょうか。
次回は非人称の文で使う
形容詞 proprio
について取り上げます。
今回もブログを読んで
くださりありがとう
ございましたっ!
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